検索窓
今日:11 hit、昨日:2 hit、合計:16,620 hit

三日目。5 ページ13

足元から聞こえた声。




「『僕はその気持ちを隠しました。だって、こんな汚い気持ち許されるわけないから。
 でも、すごくすごく大好き。大好きで、僕は壊れてしまいそう。』」


にゃあ。



それは、僕の告白だった。




「『なんだか、好きという言葉だけで片づけたくないくらい。
 僕はそれだけ、愛しています。』」


にゃあ。



みんなは唖然として僕の足元をみる。

カラ松も。
僕すらも。




「『もし、ジュリエットがこんな哀れな僕を見てくれてるなら、
 どうか、あなたの勇気をください。少しでいいから分けてください。』」



にゃあ。




僕はようやく頭が追い付いて、


ひゅっと、息と呼んでいいのかわからない息をする。

冷汗がたらりと垂れる。




「『僕、僕は、』」



にゃあ。





「やめろよ!!!」








「『松野カラ松に恋をしています。』」




にゃあん。




いつもより大きく鳴いた白猫は
するりと、みんなのわきを通り抜け、玄関から出て行った。


シンと静まり返ったこの空間。

僕の心臓の音だけが大きく聞こえる。




なんで。どうして。どうしよう。


僕は。そんな、つもりじゃ、なくて。


あぁ、なんで。僕なんで、どうして、





カラ松のこと好きになっちゃったんだろう。






僕は、その場から飛び出した。

三日目。6→←三日目。4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (53 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
40人がお気に入り
設定タグ:BL松 , カラ一 , おそ松さん   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

らむ。(プロフ) - リオさん» ありがとうございます!とても嬉しいほめ言葉です!(*´▽`*)がんばります! (2016年9月15日 21時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - とても素晴らしい作品でした これからも頑張ってください! (2016年9月15日 17時) (レス) id: 889e2571f1 (このIDを非表示/違反報告)
らむ。(プロフ) - 妖精さん» こちらこそ、最後まで読んでくださりありがとうございます!私も二人の甘々を書いていきたいです笑 (2016年9月9日 22時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)
妖精(プロフ) - ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ありがどうございまじた。゚(゚^ω^゚)゚。2人の甘々を見ていたいですぅぅぅう! (2016年9月9日 22時) (レス) id: 23cfb2a52c (このIDを非表示/違反報告)
らむ。(プロフ) - りん@カラ松girl☆さん» こちらこそ、素敵な作品をありがとうございました!^^ (2016年9月7日 20時) (レス) id: efe69f3414 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:らむ。 | 作成日時:2016年8月25日 9時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。