君との日々 (ページ9)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:7,140 hit

8 ページ9

でもまだ小学生
夜中まで公園にいるのを近所の人が通報して、俺らは施設に連れてこられた
そこからが悪魔の始まりだった

施設の人は優しいって思ってたのに、病気の俺には毎日暴力を振り、頭が良くてしっかりしてる北斗には物凄く優しかった
暴力のせいでアザだらけで汚かった俺を北斗は優しく抱擁してくれた

北「樹、よく頑張ったね。もう大丈夫だよ。もう泣かなくていいよ」って
あ、この人は信用していいんだなって思った

そうして数日後、施設が燃えた
犯人は俺に暴力を振ってた園長だった

理由はと言うと、俺を殺したかったとの事
結局、俺は殺されかけたんだけどね
炎の煙を吸ってしまい、呼吸困難に陥っていた
そんな時、また病気が見つかった難治性喘息

呼吸困難の俺を見つけてくれたのも北斗だった
自然と俺の隣は北斗で北斗の隣は俺になってった
北斗はついでに俺の世話係にもなった

それから俺らは成長して、高校生になった

俺は中学に通っていなかった
病気のせいで。しかも受験すらしていなかった
でもこーちと出会ったおかげで、無受験で高校に通えるようになった

通えるようになったが、病気のせいで白い目で見られ、居場所が無くなった

でも唯一の居場所を作ってくれたのが、こーちと北斗

高「無理に教室に行かなくても、俺のいる保健室に来ればいいじゃん！そうした方がいいでしょ？」

とこーちは優しくしてくれた
そこから俺はずっと保健室にいる。あの端のベットに

『これが俺の過去。嫌いになったでしょ？弱いしこんなやつ』

京「田中先輩、辛かったですよね....。大丈夫です。俺も田中先輩の味方です！何があっても守ります！」

なんか京本くんの声って落ち着く

『ｸﾞｽﾞｯ京本くん笑ありがとね』

京「疲れましたよね。寝ちゃっていいですよ」

『ん、おやすみ』