鬱病の子供達。【d!】【男主】

ゆうき ページ6

A.side

『…なんて？』

os「もう！Aさんのばかぁ！何回も言わせんといて…」

すっごい照れてる

『き…キス…？あのぉ…口にする？』

os「せや！」

落ち着け俺。

俺1「彼は今まで苦しかったんだ！やってあげるべきだ！」

俺2「いや！君のファーストキスは14歳の子にあげていいの？」

俺は…

やはり…

善意を取るしかない…気がする…

『…い、いいよ』

os「ほんまに！？ほんまにほんまに！？」

『ほんまのほんまのほんま。』

os「…じゃあ…わがままやけど…Aさんから来て…？」

落ち着け！俺！

ひーひーふー！

オスマンくんは目を瞑っている。

今だ！行け！

『ﾁｭｯ』

リップ音が一つ部屋に鳴り響いた。

よし、よくやったぞ、俺。

口を離そうと思ったらオスマンくんに頭を抑えられて動けなかった。

『んん！？』

慣れたように彼は舌を器用に動かして俺の口の中をぐちゃぐちゃにした。

1分くらいしてようやく離してもらった。

『オスマンくん…？』

os「好き。」

『…』

なんと答えればいいのかわからない。

os「返事なんていらない、いらないけど、俺の気持ちが変わることは無いから。」

オスマンくんは部屋に戻って行った。

俺は仕事しに行かなきゃ。

廊下を見るとオスマンくんは堂々と暗い廊下を歩いていた。

手を繋ぐところから計画済みということか。

『…負けた。』

好きなんて言葉、俺には似合わない。

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