The Boy Born With Everything【轟焦凍】 (ページ34)

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34 俺の馬になれページ34

「それじゃこれより15分、チーム決めの交渉スタートよ！」

チ、チーム決めか。
個性の相性とか正直よく分かんないし、だったら仲良い人と組むのが良いんだろうけど焦凍はさっき様子がおかしかったからなあ…。

「オイ」

「ひゃっ、何ですか…」

私の肩を掴んできたのは爆豪君だった。

「俺と組め」

「それは良いけど、何で私？」

「お前、半分野郎とよくつるんでるよな…。」

「え、多分…？」

「俺はアイツの嫌がることをしてえんだよ。だから超能力女、俺の馬になれ。」

「…うん、分かった。爆豪君の馬になるよ。」

「オイ明保能？！その言い方は色々と語弊が生まれるから辞めた方が良いんじゃ…。それに嫌だったら別に断って良いんだぜ？」

「ありがとう切島君。でも大丈夫！私ずっと焦凍に守られてばっかだったから、少しは見返したいなって思ってたんだ」

「クゥ～！漢らしいぜ…！！」

理由は少し分からないが、私は爆豪君のチームに引き入れられる事になった。

そして…

「スタート！！」

ミッドナイト先生とマイク先生の合図で続々とスタートしていく。

狙いは勿論、緑谷君だ。