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ミク「…おお〜!」
リン「はーっ、楽しかった…!」
『うん、スイマジとか久々に歌ったかも』
リン「へへ、次も歌おうねっ!」
ミク「すっかり溶け込んだね、リン」
『うん、でも良かった』
ミク「…そういう所が優しくて良いよね、Aは」
その言葉には答えず、私は寝転んだ。
今は……ちょうど1:00か。
まだ全然眠くならないな、いつもなら寝てるのに。
ミク「あ、ねぇA。 睡眠中の司とか見たくない?」
『……え?』
リン「あっ、私見てみたいな!」
ミク「ここにこのスクリーンを用意して…司の部屋の中…」
『ちょ、ちょっと何してるの?』
ミク「このセカイはね、他人の様子も見れるんだよ」
だからって天馬さんの寝顔わざわざ見る?
それ誰得になるの?
リン「わぁ、ぐっすり寝てるね」
ミク「ほんとだ、ほら見てみなよ」
『ん……?』
美男子の寝顔って違うものだな。
綺麗な部屋の窓側で、すやすや眠っていた。
『……天馬さん、』
ミク「…ふふ、次は類だね」
リン「やったぁ、類くんも見てみたいっ」
『神代さんも見るの…?』
…わ。
私の部屋より汚いかも…。
ロボットとか散乱してるし、しかも……。
リン「あれ? まだ起きてるね」
ミク「何か作ってるし、徹夜かな…」
寧々さんに聞いたけど、神代さんは徹夜常習犯らしい。
私は徹夜とかした事無いなぁ…。
泣き疲れて、大体寝ちゃうから。
リン「ん? ミク、あそこ、拡大とかできる?」
ミク「うん、はい」
リン「Aちゃんが書いてある!
【Aくんの喜びそうなショー】…?」
『! ……私?』
私の喜びそうなショーって何?
私の事考えてくれてるのかな。
別にそんな面倒な事しなくて良いのに…。
ミク「…へぇ、類は積極的だね」
リン「? どうしたのー?」
ミク「ううん、何でも無いよ」
神代さんは何を考えてるのか分かんないな…。
その後、私はミクとリンと別れ、家に戻った。
ベッドに飛び込むと、いつも通り睡魔が襲ってくる。
不思議だな。
セカイに行くと、不安とか悲しさが消えていく気がする。
明日も、会いに行こうかな。
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作者名:ramune | 作成日時:2022年1月10日 19時