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…ミク、遅いなぁ。

どこまで行ったんだろ。

女の子って言っても、どう話して良いか分かんないし…。


ダショミク「遅れてごめんね〜!」


『あ、ミク…と……』


ダショミク「この子も、Aちゃんと同じで、

話すのがちょっと苦手な子なんだ〜」


何色…なんだろ、薄い緑と黒を混ぜたような髪色に、

紫色の瞳、横に垂れている髪を結んでる美少女。


『こんにちは』


?「…こんにちは」


ダショミク「2人とも、緊張しなくて良いよ!」


『私、佐々木Aです。 貴女は?』


…あー、また繕ってるなぁ。

癖になっちゃってる、完璧を偽る事。


「草薙寧々…です」


『何て呼べば良いですか?』


寧々「あ…寧々、で、良いです」


『寧々さん? よろしくお願いします』


寧々「あ、あと…ため口でも、大丈夫…私も、それが良い」


『じゃあ私の事はAって呼び捨てとため口で良いよ。

わざわざありがとね』


寧々「あ…うん、よろしく、A」


可愛い。

不覚にもそう思ってしまった。


ダショミク「Aちゃん、寧々ちゃん、2人で話しててねっ」


「『え』」


しーん…。

どうしよう、何話そうか。


寧々「ね、ねぇ」


『! 何?』


寧々「ここのセカイ…Aのセカイだよね?」


『うん、そうだよ』


寧々「凄いセカイだよね…ここから色んなセカイに行けるって」


『何も無いセカイでごめんね? 何でこうなんだろーなー』


寧々「…ふふ」


明るく話してみせたけど、バレてないよね…?

ゴロンと寝転ぶと、どこまで続いてるのか分からない

天井が私を見つめた。


寧々「……ねぇ、A」


『ん?』





寧々「…その、無理しなくても、大丈夫だよ」





『…え?』


無理しなくても大丈夫?

まさか、バレた?

そんな訳無い、私はこの偽りでやってきたんだから。


『何言ってるの?』


寧々「無理して、明るく話してるって言うか…。

本当のAじゃない気がするの」


『……バレちゃった


こんなつもりじゃ無かったんだけどな。

凄いなぁ、寧々さんは。

…ううん、寧々さんも『ワンダーランズ×ショウタイム』の

1員だから。

凄いなぁ、『ワンダーランズ×ショウタイム』は。

もう、騙し続けるのは無理みたいだね。


あーあ、残念。


__________


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設定タグ:プロセカ , 天馬司 , 神代類   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ramune | 作成日時:2022年1月10日 19時

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