甘くないね33 ページ34
それぞれ得意分野が違う僕達は
戦場につくなり一気にバラバラになる
それぞれの持ち場に着くのだ
近距離が強いなら前線に
狙撃が強いなら崖上に
隠密が得意なら木陰、草むらに
もちろん僕は狙撃に
遠距離部隊
つまりひとらんらんさんやショッピさん鬱さんがいる場所へ
なるべく人目に触れないように
人を避けてその場まで走る
紫色のヘルメット
白い軍服
藍色の髪
遠距離部隊隊長を目視し
いつもの定位置に滑り込んだ
いつもの定位置とは
ひとらんらんさんとショッピさんの間
と言ってもお互いの距離が近い訳では無いので
声をかけられることはほとんどない
ズササッ
少しだけ砂埃が舞う
そんなのを気にしている場合ではない
そう言わんばかりに狙撃銃を構える
スコープを覗き込み指先に神経を集中させる
瞬時に風速や距離、湿度など
狙撃に関わるものを計算
全てを把握した僕は
バシュッ
捉えた
視界に入った敵を片っ端から撃っていく
バタバタと倒れ人が減っていく
彼らが吹き出す血は太陽の光を反射し
美しく輝いていた
あと少し
もう少しで殲滅…………
余りに集中しすぎていたのだろう
いや視界に映る鮮血に見とれていたのかもしれない
突然耳をつんざく彼らの声
shp｢A！｣
ht｢A！｣
ut｢Aちゃん！！｣
その声を聞いて後ろを振り向く
そしてハッとして動こうとするがもう遅い
僕の目が捉えたのは
ガっと首を捕まれ
敵国の軍服を着た大男が
こちらを向いてナイフを振りかざすシーンだった
スローモーションで近づいてくるナイフを見て
死ぬのではないか
そう死を悟った
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くろこ(プロフ) - すごい好きですこの作品。バドエン好きにはたまらんと思います！今のところ主役の過半数の皆様が後悔してないのがまたイラッときていいですね(？)続き楽しみに待ってます！ (2020年6月15日 9時) (
レス) id: e4c245abf2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - はーい警察のものなんですけど何人も泣いてるという噂を聞いてきたんですけど…泣くってことは犯罪ですかね？作者さんの小説が神すぎるということで逮捕させていただきます！！というのはもちのろんで冗談です言いたいことは神作品ってことですね！ (2020年6月15日 7時) (レス) id: 701acce8ac (このIDを非表示/違反報告)
YUNA(プロフ) - 初コメ失礼します。何も変わらず世界は回る、って終わり方が素敵すぎます！幹部数人亡くなったくらいじゃ国滅びませんよね！！私もバドエン大好きなので、主様の小説もう……愛してます((( (2020年6月15日 3時) (レス) id: fde5926011 (このIDを非表示/違反報告)
しず(プロフ) - ｱ"ｱ"ｱ"…好きですぅぅ。初米失礼します。本当に好きです。38のわからなじゃないかって、わからないじゃないかでは？間違ってたり、わざとだったらすいません！でも本当に好きなんで、更新楽しみに待たせてもらいます。 (2020年6月14日 23時) (レス) id: b3ef010677 (このIDを非表示/違反報告)
シトラの旦那はうちだ←(プロフ) - 初コメ失礼します。え、終わり方好きなんですけどっ！ (2020年6月14日 23時) (レス) id: 599c9ef14b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空飛ぶらむね | 作成日時：2020年6月9日 17時
