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灰色になる仮面 ページ5

「ふぅ…結構病院にいる時間長くなったわ。ここ、俺の家な。」

「ニャー。(結構広いんだね)」

「そうだろ?1人暮らしなんだけど、YouTube撮るために防音室あるんだよ。」

 なぜかこの人とは話が通じるし、思ってる事も
 当てられたりする。
 私がテレパシーでも送っているのか?

「とりあえず、今日は俺のベッドで寝な。明日色々買いに行くからさ。」

 …そういえば、この人って名前なんなんだろう。
 私の名前も分からないし。

「あ、そういや、名前決めてなかったな。」

 え、本当にこの人私の思ってる事読んでる?
 なんか怖くなってきた。

「どうしよう……。あ、俺の名前、智史な。」

 智史さん、か。

「んー…あ、じゃあ、ユウでいい?」

「にゃあ…?(ユウ…?)」

「うん、なんか可愛いだろ、響きが。」

 ユウ。確かに、良い名前だな。

「うにゃ!(良いよ!)」

「よし、じゃあこれから宜しくな、ユウ。」

僕らが綴る→←澄んだ心を燻らせた



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作者名:瓊醒 | 作成日時:2022年8月2日 18時

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