【^ら^】青い奴とその仲間の話

[rdmd]■君の香り ページ20

md side 甘い物

rd｢お邪魔しろー｣

md｢ｼﾞｬ、本当にお邪魔するよ…？｣

rd｢良いよ、それなりの仲なんだし｣

ニコリと笑う顔とは裏腹に少し乱暴に俺の服の裾を引っ張り家に連れ込まれる

md｢食べたらどうするの｣

rd｢その時はその時だろ｣

ふわりと鼻を擽る甘い香り。
あまり好きとも言えない香りだけど食欲が湧くのは確かであって食欲をそそられる。

嫌なのにな、そんな事になったら嫌なのに

rd｢おいみどり｣

md｢…何｣

今日はらっだぁの家に遊びに行ってる。
特にやる事も何もないけれど自分の家に居るってのも気が引けるし。

rd｢黙ってないでなんかしろよー｣

md｢エ、ないよ｣

rd｢は、くそが｣

こんな感じだけど。
と言う事でゲームをする事にした。

rd｢そういえば緑君は謎解きって出来るの？｣

md｢バカじゃないんだけど｣

からかうように笑うらっだぁに仕返しでゲームオーバーにする。
とんだ舐められたもんだ。

md｢もう、らっだぁみたいに迷ったりしないし｣

rd｢ほー…？俺の事を煽ってると？｣

らっだぁが喋ったり、動いたりと何かをする度に甘ったるくてあのケーキ屋さんでたまに嗅ぐあのお菓子の香りが誘う。
美味しそう。

rd｢あ、そういえばお菓子買ったんだった｣

md｢…あ、あぁ、そうなんだ…何買ったの？｣

ウキウキで台所へ行くらっだぁ。
ふわりと甘い匂いが充満する、少し酔いそ。
気を間際らそう、じゃないと友達を、らっだぁを食べちゃいそうで怖い。

甘い香りが漂う

rd｢これ、ショートケーキでさ〜レウがこの前彼処の駅で買ってきたやつなんだよな｣

あ、駄目っぽいかも。

rd｢まぁ俺が…ケーキがケーキ食べるって言葉だとなんか変だけど…さ……、緑君…？｣

md｢っごめん、帰る｣

まだ自制心が効く内にここから…

rd｢…っ待って…！｣

md｢…ｯ甘…っ｣

体を大きく引かれ彼の方に持って行かれる。
その時、頬抑えられる。

md｢……、は…？｣

rd｢どう、甘いか…？｣


キス、したんだ

〃■君の香り→←〃#誘い方なんて知らない

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