9話 熱じゃないけど ページ10
kr side
ホカホカと湯気が立つ食べ物を目の前にして…
涎を垂らしては無いけれど。
とても美味しそうな料理を前にしていた。
kn｢じゃじゃーん、俺の手料理でーす！｣
kr｢は？え？？美味しそうなのが腹立つ｣
kn｢え？腹立てないで？｣
近くで手を広げて俺が作ったよ！と言うきんとき。あぁ…やっぱりエプロン姿も似合うなぁ…
けどそれとこれは別な訳で。
kr｢ふん、別に良いだろ...俺もう食べるから｣
ムスッとした態度になってしまったけれど…でも仮の関係なのは確かだ。
箸を持ちもう食べようとする俺にきんときは、俺の横に座り口を開いた。
kn｢え〜…昔のきりやんは素直だったのに｣
素直、か…
実はそうでも無いんだけどな。
kr｢そんなのまだ純粋な頃だろ｣
kn｢そうかな？今も結構素直だと思うけどね｣
…多分俺よりも美味い。
ー
kr｢ん…ふぁぁ……｣
大きな欠伸に昨日の嫌な事を思い出す。
昨日は俺がリビングのソファで寝ようとしたらきんときが寝室へと連れて行こうとして…
俺は勿論イヤだからとソファから離れずにいれば、｢じゃあ俺もソファで寝る｣とか言い出すし…マシで布団の中に来たからね？彼奴。
…実はドキドキとか、した。
絶対に他言無用なんですけども。
辺りをチラチラと見て彼奴が居ない事を確認する、欠伸をしたのを見られたら厄介だ。
彼奴はなんか母親みたいだし…
でも、エプロン姿とか俺よりも男みたいで格好いい…し、俺なんかよりも頭良くて優しくて。
そんなところも……きらい。
kr｢……すき、じゃない｣
好きであってはいけないんだ。
嫌いじゃないと、あんな奴なんか。
ペチペチと頰叩き違うと否定をする。
嫌いなんだ、あんなカッコつけなんか。
うがーっと葛藤をして、でも好きなものは好きな訳で…それでも…嫌いかもしれない。
kn｢欠伸したでしょ、きりやん｣
kr｢ふぎゃ！？｣
突然のバックハグに変な声が出た。
心臓がバクバクと早鐘を打ち目眩のものを感じてしまう。
駄目だ、限界…
kn｢わっ、ちょ…ちょっと！｣
kr｢ぁ、ちが…｣
クラっとした目眩にそのまま彼の方へと倒れてしまい、顔が一気にボッと音が出そうな程赤くなってしまう。
あぁだめ、ヘマしちゃった。
きんときに支えられやっとで立っている。
kr｢ご、ごめん…すぐ、退く…｣
kn｢駄目でしょ…！というか熱…やっぱりあるじゃん｣
何で無理してたの？と聞かれるが別に…無理はしてない。寧ろ…緊張してる。
ほんと、どう脱出しようかな…
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天音(プロフ) - 初コメ失礼します！ やんさん可愛い…神…。 めっちゃ可愛い...。異次元....。 あ、これからも応援してます！！！ (2022年2月6日 7時) (
レス) @page21 id: 511b9233eb (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - ゆにかさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです、更新頑張ります〜嬉しい…⊂(´･◡･⊂ ) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - リツさん» きりやんさんが可愛い書けていたのなら嬉しいですw私もちょっと書いた後に想像して可愛いなぁと思いました(←親か) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにか - あぅ〜。すきすきすきすきです！待ってしぬ。うん。しぬ尊い。まあrhumさんの作品だからか。すきです更新がんばってください！ (2022年1月9日 22時) (レス) @page15 id: 21ff0b4379 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - かわいい...やんさんかわいい... (2021年12月26日 20時) (レス) id: 3867293325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rhum | 作成日時：2021年11月15日 18時
