45話 本音。 ページ46
kr side
俺は、やっぱり…いや。
昔以上にきんときのことが、すき。
―――――…ってふと思ったけど、めっちゃ恥ずい。
だってそんなこと無いって思ってたし、今思えばきんときのあのお願い。よく聞いたな……。
なんなら、嬉しい、と思う自分が居て。
それにお願いって、……きんとき、かわいいって…変なこと、一瞬思っちゃたし。
本当によく解んない。
でも、今はもっともっと好き。
kr｢……逆上せそー…なんか、オレ｣
お風呂に入ってる訳でもないのに。
昨日のこと、やっぱり…もの凄く恥ずかしくて赤面どころか目眩してくるし…このまま倒れてしまいそう。
きんときの手、暖かった。
優しい手付きで、すこし容赦が無かったけど…きんときがあんなにしつこいぐらいに……その、アレだ。
………えっちなこと、癖になり過ぎちゃうかもだからって、よく考えてねって言ってたの。
あんなの体験したら……納得した。
てか、思い出すだけでも背筋にゾクッと来るものがある。アレは、やばい。
というか…俺ってあんなに……感じやすい体、だったんだ。
kr｢……また、したいかも｣
……きんときが良いよっていうなら。
またあの日の夜みたいに。
『…良いよ、きりやんだから…気持ち良くなっていいって、許してあげる。俺に素直に抱かれていいんだよ…？』
脳裏に浮かぶ、普段とは違って男な顔して。
あの瞳が俺だけを見つめてたんだって思うと、何とも言えない感覚が体を走った。
昨日の情緒の、時みたいに。
なんか。あのセリフだけは凄く覚えてるんだよなあ。
…あんまり覚えてない先の事だけど、でも、これ言われたあと、ちょー…良かった、気がする。
そんな事を思い出しながら、必要なものをひょいひょいと手に取り買い物かごに入れる。
お昼は何にしようかな、せっかくだし少し何時もよりも沢山作っちゃおうかな。
本当に恋人になれた気がするし…まだ、確信なんかはないんだけど。
彼は美味しいと言ってくれるかな。
想像したら、自分が幸せな気がした―――。
その後は会計を済ませ、持参のエコバッグに買ったものを詰め込めて入らなかった分は袋を買って、貰ってそれに詰め込む。
少し買い過ぎてしまった。
kr｢ゔ、重……ッわ？！｣
どうしようかな…そんな時ふと、誰かと肩が打つかってそのままバランスを崩し、転倒。
ぶつかった人はそのまま去ってしまったのか辺りを見回すも人見失う。
ふと周りの人達がざわついているのに気が付き…
kr｢え｣
目を疑った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 114人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天音(プロフ) - 初コメ失礼します！ やんさん可愛い…神…。 めっちゃ可愛い...。異次元....。 あ、これからも応援してます！！！ (2022年2月6日 7時) (
レス) @page21 id: 511b9233eb (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - ゆにかさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです、更新頑張ります〜嬉しい…⊂(´･◡･⊂ ) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - リツさん» きりやんさんが可愛い書けていたのなら嬉しいですw私もちょっと書いた後に想像して可愛いなぁと思いました(←親か) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにか - あぅ〜。すきすきすきすきです！待ってしぬ。うん。しぬ尊い。まあrhumさんの作品だからか。すきです更新がんばってください！ (2022年1月9日 22時) (レス) @page15 id: 21ff0b4379 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - かわいい...やんさんかわいい... (2021年12月26日 20時) (レス) id: 3867293325 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：rhum | 作成日時：2021年11月15日 18時
