44話 君のため ページ45
kn side
kr｢…とりあえず、考えてみる｣
kn｢うん。その方が良いよ｣
わしわし、とまた撫でると今度は顔をぽって染めて。それが可愛らしくてつい調子に乗って、今度は唇にキスをしようとしたら怒られてしまった。
ちぇ。
とりあえず彼からの話は聞けたし、俺も話したい事を話せたから…とりあえずはミッションはクリアとする。
もし彼が嫌がったらどうしようか…と思っていたけれど、そんな事は無く終わって良かった。
kr｢もう…朝ごはん食べよ｣
kn｢ふふ、そうだね｣
kr｢全くお前ってやつは…｣
あぁ可愛いなぁ。
そんな事を考えていた。
ー
kr｢…あ、そう言えば俺買い物あったんだ｣
朝ご飯を食べ終わり、食後の休憩をしていた頃。彼は思い出したかの様にそう言い出した。
買い物、か…何か足り無い物でもあったのかな？
腰を上げて出掛ける準備を始めるきりやんに声を掛ける。
kn｢きりやん、俺が行こうか？｣
kr｢ううん、大丈夫。すぐそこのスーパーだし腰はまぁ痛いけど車で行くから平気。｣
kn｢でも荷物運ぶの大変でしょ｣
kr｢もう、大丈夫だって！俺だって男なんだからね、この心配性め｣
そう言って俺のおでこにデコピンをして、きりやんは早々と外に出掛けてしまった。
kn｢……誰だって心配するでしょ、好きな人に｣
まったく、強がりさんめ。
とはいえ同居を始める時にお互いもし、何かあった時様にとスマホのGPSのアプリを入れた。だから少し安心しては良いのだろうけれど…それでも、だ。
それにあんな手紙が来たら…尚更……。
kn｢…皆見てないんだよなぁ…｣
スマイルがきりやんに内緒でこっそり渡してくれた一通のお手紙。しっかり封をされていて、俺宛…ではなくきりやん宛に出されている。
スマイルからは「俺じゃなくなかむとシャークんが見つけたんだ。…ただ不自然極まりないなのが音、してなかったんだよ」と。
なんだかそれだけでもホラーチックなのだけれど、でも問題はそこではない。
問題なのは手紙…だ。
kn｢……解決したと思ったのに…厄介だなぁ｣
きりやんに手紙を見てた所を見られたけれど、彼は何か言うわけでもなくそのことすら聞いてこない。
だから多分気が付いてはいないのだろう。
きりやんが俺が留守にしたその日に来たという、近所の人だという謎の女性。
…これはその日に言ってほしかったなぁ。
シャークんとなかむが見つけたこの手紙。
俺の旧スマホの履歴…。
kn｢…これなら、警察は動いてくれるかも｣
そう確信した。
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天音(プロフ) - 初コメ失礼します！ やんさん可愛い…神…。 めっちゃ可愛い...。異次元....。 あ、これからも応援してます！！！ (2022年2月6日 7時) (
レス) @page21 id: 511b9233eb (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - ゆにかさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです、更新頑張ります〜嬉しい…⊂(´･◡･⊂ ) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - リツさん» きりやんさんが可愛い書けていたのなら嬉しいですw私もちょっと書いた後に想像して可愛いなぁと思いました(←親か) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにか - あぅ〜。すきすきすきすきです！待ってしぬ。うん。しぬ尊い。まあrhumさんの作品だからか。すきです更新がんばってください！ (2022年1月9日 22時) (レス) @page15 id: 21ff0b4379 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - かわいい...やんさんかわいい... (2021年12月26日 20時) (レス) id: 3867293325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rhum | 作成日時：2021年11月15日 18時
