3話 お邪魔します… ページ4
kr side
ふと、ブレーキ音と彼の声で目が覚めた。
ゆっくりと薄らと目を開けるとそこは彼の家があった。
寝惚けた頭で考える。
あぁ…俺、遂に来ちゃったんだ…彼の家に。
kn｢きりやん、家着いたよ｣
俺はどうやらいつの間にか寝てしまってたらしく、いつの間にか着いていた。
眠い体を無理に動かして車から降りる。
kn｢入って入って｣
kr｢…お邪魔します｣
家に上がり彼に案内されるままリビングに入る
そこには彼の彼女の姿も無く、いかにも一人暮らしと言う感じだった。
彼女さんは何処かに出掛けてるのかな…何て考えて、ソファに座った。
kn｢ご飯あるけど…いる？｣
kr｢ぁー…じゃあ食べる｣
キッチンへと向かいエプロンを着けてる彼の姿は何だか…不思議と目で追ってしまう。
彼はそれに気がつくとニコッと爽やかな、何とも優しい笑顔を俺に向けた。
俺はつい顔を逸らした。
kr｢そういえば、きんとき｣
kn｢ん、何ー？｣
コトコトと鍋で煮込む音に、トントンと包丁で切る心地の良い音に、つい体が癒される
俺が声を掛ければ返事が返ってきた。
kr｢…何であんなメール、送ってきたんだ？｣
kn｢あんなメール…？あ！あぁ…さっきの俺が送ったやつ？｣
kr｢あぁ、それ。突然迎えに…と言うか会おうとか思ったんだよ｣
いかにも不自然じゃないか？
5年ぐらいも会ってない、しかもそこまで仲が良いとも言えない俺に泊めようとか。
何か用事があるからしたんじゃないか？
kn｢まぁご飯食べてお風呂入ってさ…ゆっくりした後に話すから｣
そう言うと再びその綺麗に整った頬を綻ばせた
あぁ、本当にそれ、ズルすぎるって。
kr｢…分かった｣
まだ少し温かいカフェラテを口に当て、少しほろ苦くそれでもほんのりと甘い味を飲み込んだ
…何だか今の俺の、心の中みたい。
ー
kr｢何これ、美味しいんだけど｣
kn｢ほんと？良かった…おかずが足りないと思ってさ、さっき臨時で作ったんだ｣
唐揚げはサクサクとして、それであって衣の中は味があり旨味が口の中に広がる。
え、俺よりも美味しいんじゃない？
唐揚げを箸で取ってはご飯と一緒に口へと運ぶ、勿論お惣菜食べたりも飲んだりして。
こんなに美味しいの、初めて食べた。
kn｢良かった、気に入ってくれて｣
そう言うとまたニコッと笑顔を俺に見せてきた
あぁ〜…本当に格好いいなと思う。
あえてそんな事は口にせず
ただ黙々と食べた。
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天音(プロフ) - 初コメ失礼します！ やんさん可愛い…神…。 めっちゃ可愛い...。異次元....。 あ、これからも応援してます！！！ (2022年2月6日 7時) (
レス) @page21 id: 511b9233eb (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - ゆにかさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです、更新頑張ります〜嬉しい…⊂(´･◡･⊂ ) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - リツさん» きりやんさんが可愛い書けていたのなら嬉しいですw私もちょっと書いた後に想像して可愛いなぁと思いました(←親か) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにか - あぅ〜。すきすきすきすきです！待ってしぬ。うん。しぬ尊い。まあrhumさんの作品だからか。すきです更新がんばってください！ (2022年1月9日 22時) (レス) @page15 id: 21ff0b4379 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - かわいい...やんさんかわいい... (2021年12月26日 20時) (レス) id: 3867293325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rhum | 作成日時：2021年11月15日 18時
