14話 貴方の体温 ページ15
kr side
暖かく抱き締められている感覚に目が覚める。
ん？抱き締められてる…？
まだ重くい瞼を薄らと開けてみる。
だけれど何も見えなくて…あれ、もしかして俺って…きんときにハグされてる？
kr｢え、あ…｣
kn｢ん…｣
少しお酒の匂いがする。
ぎゅっと自分の胸元を掴む。
どうしよう、俺…いま凄く緊張してる。
もとはソファで寝ようとしてたのに…
これじゃ動きたくても動けないし、会社にも遅刻する…きんときは今日は休みだろうけど。
仕方無いので必死にスマホを取り連絡を入れる。本当はこんなの駄目だけど。
kn｢…ん、きりやん？｣
声がして更に強く抱き締められる。
スマホはもう既に切ってあるがきんときは離す様子は無い。息苦しい。
彼は寝惚けてて眠そう。
…別に、良いよね。
kr｢ん…きんとき……｣
俺もきんときの背中に手を回してぎゅっと力を込める。今だけ、本当に今だけでいい。
きんときの体温を感じたい。
頭をすりすり擦り控えめに彼が起きないようにと昔にずっとやりたかった事をする。
寝息に混じり微かに寝言が聞こえる。
気分が…良いなぁ
邪魔になるスマホを横に起く。
少し密着する様な感じで…いま俺がきんときの特別な人だったらと…そう考えて胸が痛い。
けれど同時に心臓の鼓動が早くなり顔が仄かに熱くなる。
今だけ素直になっても…良いよね。
kr｢すき…｣
小さくて掠れた声が混じった。
甘くて脆くて…このままで居たいと思った。
ずっとこの関係が変わらずでいたいと
そう願った。
kr｢っ…ぅ｣
そんな願い、叶うはずないのに。
気が付けば俺はまた眠りへと落ちた。
彼の声にも気が付けずに。
…
kn side
kn｢もう、…本当に可愛い事、言わないで｣
もう聞こえてないだろうけど…正直ドキッとした。彼の背中に回した腕に力を入れる。
驚かそうと思ったけど、止めた。
胸がきゅってする。
自分の方に彼を引き寄せる。
可笑しいなぁ…きりやんの事好きじゃないのに…
ここ最近ずっとこの調子だ。
昔は一緒に居てもこんな事…無かったのに。
kn｢どうしてかなぁ〜…｣
少し困った感じになるけれど…こういうのはスマイルかな、いやスマイルはきりやんと仲が良いから情報漏れが怖いな…
元カノはここ最近は大人しいし…
あまりきりやんには実害があると怖い為外出は控えてもらってる。
俺も基本は家で過ごしてるし。
kn｢…まぁ、シャークんだな｣
kr｢…ぅ｣
スマイルの彼氏に聞くしかないかな…
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天音(プロフ) - 初コメ失礼します！ やんさん可愛い…神…。 めっちゃ可愛い...。異次元....。 あ、これからも応援してます！！！ (2022年2月6日 7時) (
レス) @page21 id: 511b9233eb (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - ゆにかさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです、更新頑張ります〜嬉しい…⊂(´･◡･⊂ ) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - リツさん» きりやんさんが可愛い書けていたのなら嬉しいですw私もちょっと書いた後に想像して可愛いなぁと思いました(←親か) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにか - あぅ〜。すきすきすきすきです！待ってしぬ。うん。しぬ尊い。まあrhumさんの作品だからか。すきです更新がんばってください！ (2022年1月9日 22時) (レス) @page15 id: 21ff0b4379 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - かわいい...やんさんかわいい... (2021年12月26日 20時) (レス) id: 3867293325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rhum | 作成日時：2021年11月15日 18時
