1話 コンビニにて ページ2
kr side
街灯に照らされて、まるで此処はステージの上に居るみたいで、俺だけがスポットライトに照らされてるみたいだ。
スマホを開いてメールや着信を流す様にして下へとスクロールしていく。
今日は後輩のミスを何とかしようと残業し、俺はそれを何とかした後って感じ。
kn『きりやん、今日の配信は参加出来ない？』
実母からのメール、同僚、高校時代の友達からのメールや彼奴等のメール。
ふと目に止まったきんときからのメール。
嬉しいような胸がチクリとする様な…複雑な気持ちに吐き気がしてくる。
俺はまだ彼が好きなんだな。
kr｢まぁ…深夜だし無理だよな｣
口から吐かれる息は雪の様に白く、薄く霧のように景色に溶け込み、
やがて外気の寒さに呑まれ消えてく。
もう冬だな、コタツ出しとかないと…とか頭の隅で考えながら返信する為にポチポチと指を動かす。
きんときの事を好きになったの、いつだっけ。
あの頃は初恋なんて初めてで…その分が重なり男同士と言うのも後押しして。
毎日が胸を締め付ける様に苦しかった。
勿論優しくて異性にモテる彼には相手がいた、俺なんかよりも上の存在って感じで。
俺と彼はは表裏って感じで。
ムードメーカーの彼の周りにはいつも、人が集まっていた。
送信ボタンを押し、スマホをポッケへと突っ込む。
kr｢腹減った…何か食い物買って帰るか…｣
マフラーしか常備してない俺はコンビニへと足早に向かった。
店員｢ありがとう御座いましたー｣
…
…肉まんとホットのカフェラテを買った。
少しシロップやミルクを淹れ少し甘い味に変える、疲れた頭には甘い物だ。
そういえば仕事中、疲れた時に甘い物を食べると良いと言われるが
実はあれ、逆効果と言われている。
甘い物を食べると脳が〜…という感じに何かの成分だか細胞だか忘れたがそんなのが働き、眠くなりやすくなるらしい。
この前テレビで知った。
…まぁ番組は本当かどうかは真偽の程は定かでもない。
ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯ
kr｢っわ…ビックリした｣
突然の着信に驚き手に持ってたラテを落としかける。
あぶな…溢す所だった。
コンビニの置いてあるコンクリートブロックに腰を掛け確認する。
先程コンビニで温まったと言うのにもう寒さでかじかむ指は外がどれ程寒いかを物語っていた。
いや、マジでかじかんで動かしづらい。
kr｢お〜…おいおい、マジかよ…｣
メールの内容は何というか…
kn『もう遅いし、家に来ない？』
うん、とりあえず…空でも見上げるか…
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天音(プロフ) - 初コメ失礼します！ やんさん可愛い…神…。 めっちゃ可愛い...。異次元....。 あ、これからも応援してます！！！ (2022年2月6日 7時) (
レス) @page21 id: 511b9233eb (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - ゆにかさん» 応援ありがとうございます！とても嬉しいです、更新頑張ります〜嬉しい…⊂(´･◡･⊂ ) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
rhum(プロフ) - リツさん» きりやんさんが可愛い書けていたのなら嬉しいですw私もちょっと書いた後に想像して可愛いなぁと思いました(←親か) (2022年1月9日 22時) (レス) id: fbba056b93 (このIDを非表示/違反報告)
ゆにか - あぅ〜。すきすきすきすきです！待ってしぬ。うん。しぬ尊い。まあrhumさんの作品だからか。すきです更新がんばってください！ (2022年1月9日 22時) (レス) @page15 id: 21ff0b4379 (このIDを非表示/違反報告)
リツ(プロフ) - かわいい...やんさんかわいい... (2021年12月26日 20時) (レス) id: 3867293325 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rhum | 作成日時：2021年11月15日 18時
