🌻E p i s o d e .56🌻 ページ18
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壱「ゲームしよ!」
無邪気にはしゃぐ川村さん。懐かしいなぁ、なんて。小学生に戻ったみたい笑
『その前にこれ』
壱「まじ?」
『誕生日プレゼントです。
はい、おめでとう』
壱「ふふっありがとう、開けてもええ?」
『うん』
一応、川村さんがいつもつけてるやつと似たようなもの選んだつもり。
この人のアクセの好みとか分からんし、て言うかアクセの良さとかもよう分かってへん。
壱「めっちゃええやん、絶対毎日付ける」
そうやって、笑う。
こんなん、付き合ってもできる?
付き合っても、そんな顔してくれる?
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『川村さんそこ右』
壱「おっけ」
プレゼントの下りも終わっていよいよゲーム。
好み似てるねんなぁ。
昔から好みも変わってない。
リビングに寝っ転がって、別々にSwitchの画面を眺める2人。
別に今は幼馴染モードやから、意識してるとかないねんけどやっぱり、分からへん。
好きってなんや、付き合いたいってなんやろ、って考えてしまう。
陸先輩は私と何が話したかったんやろ。
『ん?』
壱「A、そこ走らんと死 ぬで」
そんなことを言うてるけど、ナチュラルに何してん。
川村さんが寝っ転がってる私に近づいて、背後からナチュラルに腕枕。
川村さんの顔を見てやりたくて、向きを変える。
はえ〜
壱「ふふっ、百面相」
『何してん、』
急になんやと、ぐるぐる考える。
ほんまにこの幼馴染は!!!!
壱「こういうの、ずっとやりたかった」
『!!!』
壱「ふはっ、ていうか、そのネックレス付けてくれてんの嬉しい」
ほらまた、その顔。
心底、愛おしそうに笑うやん。
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作者名:16葉 | 作成日時:2023年1月18日 22時