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Side 廉
「うぇ？あー、勉強してたんだ・・・下校時刻だぞー。さっさと帰れー。え？�盒兇盖錣燭痢�なにこのメンバー。笑」
「ふふ、Aちゃんに数学教えてもらってました。中間テスト、40位以内入ります！」
そうや、またそれでクラス分けやもんな。
「お、頑張れ！俺の有り難いありがたーい授業を受けに来い！・・・・あ、二宮って字綺麗なんじゃん。お前、俺の授業も綺麗に書けよーっ！」
「さよならー。」
菊池先生が入ってきた瞬間、慌てて荷物を纏めてたから・・・そのまま返事することなく保健室を出て行く二宮を慌てて追いかけた。
『ありがとうございましたー！』
ドアを閉めた時に見えた菊池先生は、
しょんぼりと項垂れていた。
「�盒兇�ん、明日続き持ってきてね？」
「うん、いっぱい持ってくる！持ってくるから、明日も一緒に勉強してもいい？」
「いいよ。笑」
�盒兇�ん再びピョンピョン跳ねまわる。
だいぶ懐かれたな。笑
「ねー、Aちゃん？俺のこと、海人って呼んでよ！�盒兇�んは他人っぽくてやだ。」
「他人じゃん。笑」
「そういうことじゃないの！」
「はいはい、呼ぶ機会があったらね？」
呼ぶ機会って何よ？笑
あー、俺はまだ永瀬くんやな・・・
「じゃぁ、序でに俺は廉、平野くんは紫耀でいいんちゃう？俺も紫耀って呼んでいい？海人って呼んでもいい？」
「いいに決まってるやん〜！俺、いつ言うか迷ってたもん！廉と海人とAちゃん！・・・よろしく〜！」
ちょっと鬱陶しそうに俺らを見る二宮。でも、、、
「勝手にどうぞ。じゃぁね？ばいばい。」
もうバスが来るんかな？そのままバス停の方に駆けていく二宮・・・。Aちゃん？いや、俺にはハードル高いな。
二宮でいいよな？ずっとそう呼んでるし。
俺とは逆方向の2人と別れ、俺はチャリを漕ぎ出した。
陽が長くなった・・・夏がすぐそこまで来てる。
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作者名：林檎 | 作成日時：2019年3月29日 0時
