【黒バス】小さい頃から、お前のことが…[赤司征十郎]

第36Q　マジバ行こうぜ、マジバ ページ36

虹村の腕を解き、桃井の紙袋を入れるのを手伝うA。

桃井「ありがとね、手伝ってくれて」

A「ん、どーってことねぇよ」

そして、紙袋をロッカーに入れ終わった。

A「大輝達から連絡来たから、マジバ行こうぜ。あ、虹村さん達もう昼食べましたか？」

虹村「いや、オレはまだだ」

赤司「オレもだ」

黒子「僕もです」

A「じゃ、マジバ全員で行くか」

一行は青峰と黄瀬がいるであろうマジバへ向かった。

＊

夏喜「うわあ…すごい混んでる！」

赤司「人混みだな…」

レジはすべて埋まっており、その後ろには長蛇の列がずっと続いている。

A「征十郎、今日って結婚式じゃないか」

赤司「あぁ…そうだったな」

桃井「なんか大体の人期間限定のやつ頼んでるように見える…」

虹村「とにかく、青峰と黄瀬探すぞ」

虹村は長蛇の列を顔しかめて眺めてみるが、全然青峰と黄瀬のような人物はいない。

A「どうですか？」

虹村「いや…人が多すぎで全然分かんねぇ」

赤司「…ん？黒子は？」

赤司が黒子がいないことに気付く。

桃井「あれっ？！さっきまでいたのに…」

虹村「くそ〜…この人混みの中でどうやって黒子を探せば…」

夏喜「あの、黒子君って影薄いんですよね？」

夏喜が虹村に訊ねた。

虹村「あぁ。とてつもなく、だ」

黒子「あの」

虹村「うわっ!!!いつの間にいたんだ黒子!」

突然、黒子が現れた。

夏喜「こ、これはびっくりするね〜…」

赤司「黒子、何処へ行っていたんだ？」

黒子「はい、人混みに紛れてしまい、どんどん流されていつの間にかレジの前に辿り着いていたので、期間限定のパフェはありますか？と聞いたのですが」

黒子以外「「「「「が？」」」」」

黒子「もう売り切れしたとのことです」

夏喜「えぇえぇぇぇえ?!嘘でしょ?!」

黒子「ちなみに、2Fのマジバも売り切れです。なので、お昼は何を食べましょうか」

すると、店内アナウンスが流れ始めた。

『本日は＊＊＊ショッピングモール渋谷店へお越しいただき誠にありがとうございます。只今、マジバーガーで販売しておりました、期間限定のスペシャルパフェは1階、2階共々売り切れとなってしまいました。大変申し訳ありませんでした。またの機会にお越しください』

黒子「ほら」←

桃井「これじゃあ、青峰君達が並んでる意味ないね…」

A「見つけるしかないか」

赤司「連絡するのが一番早いだろう」

赤司はスマホを取りだし、画面を打ち始めた。

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