【斉藤壮馬】久々に会った幼馴染みはイケメン声優になってました【男性声優】

7 ページ8

壮馬｢A？なに、ニヤニヤしてwどーしたの？なにかいいことあった？今日ほぼ1日一緒だけど…。｣

？！わ、私、顔に？！

A｢え、あ、えっと、な、なんでも！！ない！！うん！マリンと壮馬楽しそうだなぁって思ってただけだから！！｣

壮馬｢んー？ほんと？Aって、昔からほんっとに嘘つくのヘタクソだよねーw｣

A｢やっぱりお見通し…(小声)下手くそだなんて！｣

壮馬と久々に散歩できて何故か幸せだなんて…









言えるはず、ないじゃない。だって、









壮馬は私のこと、ただの幼なじみで、今はマネージャーって思ってるんでしょ？


壮馬｢A？今度はぼーっとしてる。なに、Aなんかあったの？｣

A｢え、いや……。｣



これは壮馬に相談しない方が、いいよね………。





ｶﾞﾁｬ

ふぅ。
A｢ただいまぁ…。｣


誰もいない、暗い部屋に向かって気だるそうな声を出す。

電気をつけて、靴をしまって、マリンにつけたリードをとる。

散歩のあとのいつもと同じ行動。


壮馬とはマンションのエントランス前で別れた。


A｢………この感情、誰に相談しよう…。｣


誰かに相談しないとならない気がして、スマホの電話帳から相談できそうな人を探す。



Prrrrrr......


A｢もしもし、夏波？うん。Aだよ。｣


………






A｢…そっか。そう、だよね。うん。うん。ありがとう夏波。うん！じゃあまた仕事で会ったらよろしくね。｣





夏波……

四緒手夏波(しおでかなみ)は石川界人くんのマネージャーさんで、仕事を通して知り合った友達。信頼出来るから、夏波に相談してみたら……



夏波｢壮馬くんの隣にいて、幸せだなって思ったんでしょ？もうそれ好きってことだよ。んー、でもマネージャーとタレントだしねぇ…。そこはちょっと考えないとだけどさ。けど、その感情は多分、恋。｣



なんてこと、言われた。

マネージャーとタレントなのに、いいのかな…。好きになっちゃった…なんて…。

申し訳ございません。→←6

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す