【斉藤壮馬】久々に会った幼馴染みはイケメン声優になってました【男性声優】

9　〜壮馬side〜 ページ11

仕事に行くために、Aが迎えに来てくれた。おれはまだ支度中だったけど、Aが寒い中待ってるっていうのは風邪ひいちゃうかなって思ったから、マンションのオートロックを開けた。
着替え中なんて気にせずに。


ｶﾞﾁｬ

A｢おじゃまします。壮馬、支度できて……？！ちょ、壮馬？！｣

玄関のドアが開くと同時にAの驚いたような顔が目に飛び込んでくる。

壮馬｢ん？………あ。｣

Tｼｬﾂを変えようとして、今半裸なの忘れてた・・・。

急いで着替えを済ませて、Aの元に戻ると、コロコロと表情を変えてるAがいた。

壮馬｢A？なにそんなコロコロ表情変えて。支度、できたよ？｣

おれがそう言うと、慌てた様子で

A｢へ？あ、うん！行こうか！｣

・・・・・・・・・・可愛い。


やっぱ、好きだなぁ・・・。




ダメダメ、今は仕事のこと考えないと。
確か今日は、インタビューばっかりだったよな・・・。


あ、最初のインタビューはゆーまとだったっけ。リラックスしてできそう


A｢壮馬、現場着いた。｣

壮馬｢あ、うん！ごめん。｣


〜現場〜

壮馬｢よろしくお願いします！斉藤壮馬です。｣

雄馬｢よろしくお願いします！内田雄馬です！｣

ゆーまと久しぶりに顔を合わせるな・・・。
楽しみ！

A｢よろしくお願いします。斉藤壮馬のマネージャー、南Aと申します。｣


・・・A、すごいしっかりしてる。さっきとは全然違う。




待てよ？てことは・・・・・・・・








さっきまでの顔はおれしか知らない！？







雄馬｢壮馬くん、顔がにやけてるよ？きもちわる。｣


壮馬｢はあ？気持ち悪いってひどいよゆーま！！｣

雄馬｢だってー・・・！・・・ごめんね？｣

壮馬｢んー、許す。｣

雄馬｢そう言ってくれると思ってた！！｣


やっぱりゆーまと一緒って楽しい！！









A｢ふふっ(ﾆｺｯ ほんとに仲良いんだから。・・・楽しそうな顔、かっこいい。｣





こんな声は、全く聞こえてない。

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