【忍たま】のんびり屋の忍たま日常･2！

90話~心の中はいつも素直~ ページ46

貴女side



鯨肉を貰い学園に帰ってきた僕達は学園長に鯨肉を渡してバラバラに行動し始めた



にしてもこの網問君の服動きやすいな………





綾部「おやまぁ、その服どうしたの？A」



貴女「八先輩！これは兵庫水軍の網問君の服です、でかいので上だけ貸してもらってるんです………理由は置いとおいて」





綾部「ふーん………そっかぁ、じゃあその格好をしてる間は穴惚れないか、ならいいやー」







また今度一緒に穴掘ろうね〜と言ってどっかに行った八先輩



自由だなぁ




孫兵「Aー！鯨どうだった？」



ｷﾞｭｯ




貴女「うわっ………孫兵、鯨はちゃんと殺って学園長に肉を渡せたよ」





後ろから突進して来た孫兵を何とかギリギリ受け止めれた






孫兵「まぁAだもんな」



貴女「いやそれどういう意味だ」






離れて一緒に歩き始める



僕だからって………どういう意味だよ本当






池田「おーい！Aせんぱーい！！」



利吉「Aー！」






長屋の方から三郎次と利吉君が此方に向かってきてる



珍しい組み合わせ






貴女「やぁ三郎次！利吉君！………いったいどうしたんだ？」


利吉「いや特にこれと言った理由はないがそこに居たから声をな………ってん？」



池田「同じく」





貴女「そっか………ん？孫兵？利吉君？」







利吉「………」



孫兵「………」









────────




プロ忍での一番の親友

と

学園中での一番の親友





出会ってはいけない二人が出会ってしまった




───────









………待ってだれ？今ナレーションいれた奴





池田「A先輩、この二人仲悪いんですか？」




貴女「あー………知らない」





耳元で話しかけてきた三郎次に僕は知らないと苦笑いしたら三郎次も苦笑いした






池田「何か背景でゴの字が沢山動いてるような気がするですけど」



貴女「僕もだ………」






ゴの字を纏いながらお互いを無言で睨み合う二人



いったい何がしたいんだ





孫兵「(Aの一番の親友は僕です！)」



利吉「(良いや、一番Aを理解できてるのは私だ)」



孫兵「(いやいや僕の方が分かってますよ！付き合いは貴方より長いですし！)」


利吉「(親友に付き合いの長さは関係ないよ、だから私の方が………！)」


孫兵「(んなっ？！それなら僕の方だって………！)」






などと心の中で争っていることを勿論の事ながら僕と三郎次は知らない

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