鬼 ページ48
部屋に入る。
……懐かしい匂いだな。
部屋をくるりと見渡すと、部屋の端に人が立っていた。
「…待ってたぞ」
懐かしい男の声がして、その男が一歩前に踏み出した。
その顔がハッキリと露になる。
「…母さんにそっくりだな。…A」
その顔は、思い出した記憶にある…私を抱き上げてくれた"お父さん"だった。
『御待たせ…だな。』
メモに書く
「全くだよ、何が悲しくて約12年大好きな娘に会えないし。母さんもどっか行っちまうし…おばけになってるしさ」
"お父さん"はぶつぶつと愚痴っていたが、私の目線に合わせて笑った。
「ーまぁ、俺が鬼だったのがバレたのが悪かったんだが」
私もふわりと笑い返した。
外に出る。外はもう薄オレンジと蒼く染まっていた。
「急がなきゃだなぁ、夜は危ない」
"お父さん"は私の腕を引いて走り出した。
ー三吉鬼？
不意に何処かで聞いたことのある覚えがした。すると
「ああ〜そうそう、骨女がお世話になったな」
と、けっけっけ！と笑って見せた。
ーーそうだ…！
三吉鬼って、百鬼夜行を追い出すときに百鬼夜行の皆が話してた捕まった鬼とかで出た名前だ。
「……そうだ。お前に母さんの名前教えてやる。」
不意に、真剣な顔で"お父さん"が口を開いた。
「お前の母さんの名前は…初芽…
初詣の初に芽吹くの芽で…ウブメだ。」
♪♪♪♪
お母さんの名前は、私のリア友に考えて頂やした。(占ツクやってるらしいけど、名前を教えてくれません)
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和華(元・ティティア)(プロフ) - 大丈夫ですか、太宰さん(白目) (2015年1月28日 23時) (
レス) id: bc9e5537da (このIDを非表示/違反報告)
和華(元・ティティア)(プロフ) - ああ、成程！ ウブメに似ていたからですかー。 (2015年1月28日 18時) (レス) id: bc9e5537da (このIDを非表示/違反報告)
和華(元・ティティア)(プロフ) - ウブメ……って、妖怪「姑獲鳥」じゃないですか？ あ、「産女」とも書きますね。……偶々でしょうか？ (2015年1月27日 18時) (レス) id: bc9e5537da (このIDを非表示/違反報告)
和華(元・ティティア)(プロフ) - 何事も無かったかのようにｗｗ ティアちゃん可愛いですね。 (2015年1月25日 21時) (レス) id: bc9e5537da (このIDを非表示/違反報告)
和華(元・ティティア)(プロフ) - 解ります。私も、大体の展開で、ほとんど書き殴ってますよ！Ｗ (2015年1月23日 22時) (レス) id: bc9e5537da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：太宰紅峰 | 作成日時：2014年11月14日 11時
