第六話 ページ8
ひと『ここに主語が来たら、動詞がここに来るの。で、この場合は───』
...私は、何故こんなことをしているのか。
いや、この国の言語を教えていただいてるんだけどさ...
ひと『はい、ここに入るのは？』
『...過去形。』
ひと『正解！で───』
教え方が上手いからするすると頭に入ってくる。
というか、この国の言語はドイツ語に似た感じだから、すぐ覚えられるかもしれない。
え？帰りたい？
思ってるよ。あっちに親とかいるし。仕事残ってるし？
でも、まさかなぁ。帰る方法がないなんてなぁ。驚きだなぁ...
...ざけんな。
それに、あっちに行ってもまた社畜人生が始まるだけだし、少しの休憩ということで。
ひと『はい、今日はここまでにするよ！お疲れ様。』
あっやっべ後半聞いてねぇ。
ひと『あと、グルッペンがもう君の部屋用意出来たって言ってたから案内するよ。』
はえぇなおい。
ひとらんさんについて行き、着いた場所は豪華なドアの前。
...え、これ偉い人が使うような部屋のドアみたいに豪華なんだけど？大丈夫？
ひと『ここが君の部屋だよ。』
ひとらんさんがドアを開けると、中は思ったよりシンプルだった。
ひと『トイレとお風呂もついてるからね。一応、必要最低限のものは揃ってるけど...
Aは女性だし、必要になるものは言ってね。』
さらっと呼び捨てにされた。
と言うのも、仲間になったんだし！ということで呼び捨てにされた。
私もタメを要求されたが、敬語が癖なので仕方がない。
『...お気遣い、ありがとうございます。』
ひと『うん、じゃあ俺は行くから、ゆっくりしてね。』
『はい、お仕事頑張ってください...』
ひとらんさんと別れ、部屋に入り、ベッドに倒れ込む。
『...はぁぁぁぁぁぁ...』
疲れからか、ストレスからか、大きなため息が出た。
これからここで生活するのか...
いやでも、案外だいj
バゴォォォォオン！！
...前言撤回、不安だらけです。
というか、爆発音って...何があったんだ...
ドアを開けて、廊下を見てみると向こうから人が走ってくる。
...ん、あれ誰だ？
そう思っていると、いきなりそいつに首に腕を回され、ナイフを宛てがわれた。
『...は？』
おっと、思わず声が出てしまった。
そして数秒後、また人が来た。
なんかのユニフォームを着た金髪の人とオーバーオールの人。
...これ、どういう状況？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 421人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀豹(プロフ) - 狐になりたい兎（アラバ）さん» アラバさん(省略させていただきます)コメントありがとうございます！苦労人ばっかりですよね、どっかの人達がお仕事サボってるんで((← なるべく更新できるようにしますので、のんびりとお待ちください！ (2019年7月20日 15時) (
レス) id: d53f981ffe (このIDを非表示/違反報告)
狐になりたい兎（アラバ） - ぺ神さんもトン氏も夢主さんも大変そうですね…すごく面白かったです！更新楽しみに待ってます(*´＾｀*) (2019年7月20日 9時) (レス) id: f15d6ec153 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀豹(プロフ) - 旅人さん» 旅人さん、コメントありがとうございます！見返すと、ほんとですね。エミさん分身の術覚えたみたいで...(((すみません直ぐに直します。温かいお言葉、ありがとうございます！頑張ります！！ (2019年5月11日 10時) (レス) id: d53f981ffe (このIDを非表示/違反報告)
旅人(プロフ) - いつも楽しく拝読させていただいてます！すみません、少し気になったのですが、15話と16話でエミさん２回自己紹介してませんでしょうか？ 続きを楽しみに待っています！無理のないよう、更新頑張ってください！ (2019年5月10日 21時) (レス) id: 0ca7954ecb (このIDを非表示/違反報告)
琥珀豹(プロフ) - 文月零さん» 文月雫さん、コメントありがとうございます！面白いと感じて貰えていれば嬉しいです！社畜は大変ですね、これからもっと苦労させていこうと思います(ぐう畜) (2019年4月3日 1時) (レス) id: d53f981ffe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琥珀豹 | 作者ホームページ：
作成日時：2019年2月9日 21時
