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皆が作業している中、びしょ濡れになった髪を
タオルで軽くふいていた。
樽美酒｢はい、飲みな。あったかいよっ｣
A｢わざわざ作ってくれたんですか…ありがとうございます。｣
夏なのに体が雨でびしょ濡れ過ぎて
ちょっと寒いなーって思ってたら研二さんが
あったかいホットミルクを作ってくれた。
…やっぱこの人にはなんでも見抜かれてしまうな。
A｢あったかーい。｣
樽美酒｢でしょ♪♪俺が作ったから更にあったかいんだよーっ♪♪｣
…可愛いこと言うんだから…。
樽美酒｢Aちゃん、ごめんねーさっき。皆の前で恥ずかしかったよね？ごめんね？｣
A｢あ…///いや…大丈夫です…///｣
樽美酒｢赤くなってるぅぅー｣
もー。色々思い出しちゃったじゃんかー…///
A｢…研二さん。｣
樽美酒｢んー？｣
キョロキョロ。よし皆作業に夢中だ。
コホン。
A｢あんまりおっきな声じゃ言えないんですけど…｣
樽美酒｢うんうん。なになに？｣
A｢大好き////｣
樽美酒｢うひゃぁぁぁぁぁ！！！！！！俺もー！！！｣
！！
A｢ちょ、ちょ研二さん！声大きいっっ｣
喜矢武｢うるせー！研二！！！｣
歌広場｢そだよ！うるさいよ！作業しなさいよ！｣
鬼龍院｢研二さん暫定なんだからなー。｣
樽美酒｢うぅぅ…｣
A｢あはは…さっ、やりましょ！手伝いますね！｣
樽美酒｢うん！｣
すごく晴れやかな気持ちだった。
気持ちが通じ合えるのってこんなに
心があったかいんだ。
大きなダンボールを組み立てていると
樽美酒｢Aちゃん、こっち来てここ押さえてー。｣
A｢はーい。ここですね。｣
樽美酒｢そうそう。んで、こっち向いて。｣
A｢んーと、こっちってどっ…(チュ)////｣
研二さんの唇と私の唇が軽く優しくでも確実に触れた。
A｢？！！？/////｣
樽美酒｢…へへ。我慢出来なかった♪♪｣
A｢…もー///｣
樽美酒｢Aちゃん。｣
A｢はい？｣
樽美酒｢あとでまたしよ♡｣
と言うと研二さんは自分の口をとがらせて
指でさしていた。
いつものニコッとした笑顔で…。
A｢はい…///｣
樽美酒｢ぃよーぉし！！！頑張るぞーっ！気合い入れて作業しろよ、お前らー！！｣
喜矢武｢おめーだよ！｣
この夏、バンドマンに恋しちゃいました。
終わり
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作者名：RIO | 作成日時：2015年9月12日 22時
