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｢ふぅん、そっか。｣
Aは深追いせず、そこで質問を止めることにした。五条はそれににこりと笑い、今度は此方だと言わんばかりにAへ問いかけた。
｢その2人は？｣
｢任務でできた友達。･･･記憶は消したよ。今日のだけ、だけど。｣
そう、Aが先程2人にしたのは、記憶の消去だ。いくら今2人が呪霊に対する負の感情を抱いていないとしても、2人の心の安寧を守るためには呪霊に関する記憶を消す必要がある。呪霊の存在を知るのは、黒に染まったものだけで十分だ。
｢･･･Aに記憶消去の呪術教えたことあったっけ?･･･まぁいいや。
いやぁ、それにしてもA結構レベル上がったね？成長が見れて親代わりとしては嬉しいな〜！｣
｢んえ、そんな上がった？｣
｢うん、潜在能力が引き出された･･･って感じだね？｣
Aは皆まで言わずとも、その潜在能力という言葉に隠れた意味は容易に汲み取ることができた。
それを知っていて、五条と「彼」は自分を保護したのかとAはその2人に呆れさえ覚えた。
五条はその表情を見てクスリと笑うと、｢さて｣と話題を変える。
｢その2人は伊地知に任せるとして･･･。A、次から次へと悪いんだけど･･･。
新しい任務だよ。｣
｢エ、早ッ。ちょっと休み頂戴よ･･･。｣
｢残念ながらド腐れミカンどもの命令デース。｣
五条とAは床に転がる2人を背負い、出口へ歩き出す。
五条はAとの会話を繰り広げつつ、考える。
｢(やっぱりAには記憶消去の呪術教えてないよね〜･･･。分析してやったのかな？でも、分析したものだけじゃ不完全だろうし･･･。あ、でもそういえばAが次当たる任務は＿＿＿。この2人も、そうだよね。
･･･うーん、面白くなりそうだし、このままにしーとこーっと。)｣
五条はにぃ、と口角を上げて笑う。それにAは怪訝そうな顔をしたが、五条はなんでもないと笑って見せた。
｢それはそうとA、任務のご褒美にプリン買ったげる！｣
｢え、やった！｣
大男2人を抱えた呪術師2人は、そんなほんわかとした空気を漂わせつつ帳の外へと消えていくのだった。
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非術師の、どこにでもある一般的な家だ。
しかし、その家系図を辿ると。
___とある、呪霊の名がある。
呪術師、潜入するらしい。
第一部 終幕
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raiz(プロフ) - 六花さん» コメントありがとうございます、こっちにもコメントしてくださってたんですね･･･！小説に散りばめたギャグ要素がちゃんと機能しているか心配だったのですが、そう言って頂けると自信が持てます！これからも頑張りますね！！ (2023年2月27日 22時) (
レス) id: 1861dc87f7 (このIDを非表示/違反報告)
六花 - 初コメ失礼します、最近読み始めた者です！音のソノ○ティにツボって先に進めません！更新頑張って下さい! (2023年2月26日 11時) (レス) @page25 id: 5137519573 (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - ずんだ餅さん» コメントありがとうございます、その一言で救われます･･･！！続編移行までまだ掛かりそうですが、気長に待って頂けると幸いです！！ (2023年2月23日 0時) (レス) id: cec7109ca5 (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - アルです！\(●°ω°●)/さん» 2度目のコメントありがとうございます、続編移行までまだかかりそうな上、新しい小説が出せるのはもっと先になってしまいそうですが今後ともよろしくお願いします！！ (2023年2月23日 0時) (レス) id: cec7109ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - おもしろかったです✨続編待っときますね！(*｀▽´*) (2023年2月22日 17時) (レス) @page50 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raiz | 作成日時：2023年2月7日 22時
