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｢お前らなぁ･･･。ここまで来てゲームかよ。｣
テーブルの前、何時もと少し違う髪型をした御影は呆れ顔で2人へ言った。
この自由人2人組、カフェへ入った後もゲームが辞められず、それを続けていたのだ。
｢えー、Aとやってると楽しいよ。Aの強さ設定によって動き全然違うの。｣
｢今強さレベル10中7ね。｣
｢Aはゲームマシンかなんかなのか？？｣
Aが本気でゲームをやるとさも当然かのように勝ってしまうので、凪がAの強さのレベルを設定し、そのレベルに見合う立ち回りでゲームをしていた。
ゲームはもう終わりにしろ、と2人を咎めた御影に、Aはあのお化け屋敷の母親役よりも母親らしいと思った。例えが微妙である。
ちなみにAがクリアした後、あのお化け屋敷内ではAは何をしても驚かないヤバいやつとして恐れられていた。
しかし、そんなことは今のAに関係ないことである。
凪とAはメニュー表を手にし、どれを頼もうか考える。
2人は十数秒程度で頼む物を決め、御影に伝えた。
｢ん、凪がレモンティーでAがミルクティーとチョコケーキな。りょーかい。｣
御影が注文を復唱し、伝達役の生徒へそれを伝える。伝達役とは、執事役以外で教室と料理が保管されている調理室を繋ぐ役割の人間だ。
そして再び訪れた待ち時間。ゲームを御影に禁じられた2人は、今度は「わりばし」をして時間を潰すことにした。
｢「わーりっばし。｣」
和気あいあいと「わりばし」を始める2人を見て、御影は思った。
待ち時間、年頃の異性と向き合ってやることが｢わりばし｣なのか、と。まるで2人とも小学生男児の様である。御影はそれを決して誰にも言わなかったが。
そして2分程たった頃、試合(わりばし)も白熱してきたときに頼んだものが御影の手によって運ばれてきた。
｢まだやってたのかよ･･･。｣
両手に銀の盆を持ち、その上に飲み物とケーキを載せた御影がまたもや呆れ顔で言う。
カップや皿をテーブルに並べると、凪が｢萌え萌えきゅーんとか言わないの？｣と御影に向けて問いかけた。
｢いや、メイドカフェじゃねえしここ。つかそんな案出てたら俺が全力で止めてたわ。｣
｢ちぇ、つまんね。｣
｢凪は俺に何を期待してるんだ。｣
コントの様なテンポで会話を繰り広げる2人を尻目に、Aはケーキを頬張る。市販の安いものではあるが、美味しい。
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raiz(プロフ) - 六花さん» コメントありがとうございます、こっちにもコメントしてくださってたんですね･･･！小説に散りばめたギャグ要素がちゃんと機能しているか心配だったのですが、そう言って頂けると自信が持てます！これからも頑張りますね！！ (2023年2月27日 22時) (
レス) id: 1861dc87f7 (このIDを非表示/違反報告)
六花 - 初コメ失礼します、最近読み始めた者です！音のソノ○ティにツボって先に進めません！更新頑張って下さい! (2023年2月26日 11時) (レス) @page25 id: 5137519573 (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - ずんだ餅さん» コメントありがとうございます、その一言で救われます･･･！！続編移行までまだ掛かりそうですが、気長に待って頂けると幸いです！！ (2023年2月23日 0時) (レス) id: cec7109ca5 (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - アルです！\(●°ω°●)/さん» 2度目のコメントありがとうございます、続編移行までまだかかりそうな上、新しい小説が出せるのはもっと先になってしまいそうですが今後ともよろしくお願いします！！ (2023年2月23日 0時) (レス) id: cec7109ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - おもしろかったです✨続編待っときますね！(*｀▽´*) (2023年2月22日 17時) (レス) @page50 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raiz | 作成日時：2023年2月7日 22時
