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凪にとって、はじめAは｢面倒くさい人間｣でしかなかった。
しかしAが伝説のプレイヤーであるということをきっかけに一緒にゲームをしてみると、その考えは次第に変わっていった。
一緒にいても、面倒くさくない。こんなことは御影以来だった。
それに加え、最近凪は｢ギャップ萌え｣とやらで女子人気が高まっていたのだ。凪と御影目当てでマネージャーになろうとする者も決して少なくない。
面倒くさい他の女子生徒にマネージャーをやらせるくらいなら、面倒くさくないAをマネージャーした方が良いだろうという魂胆である。
｢ねー、いーじゃんレオ〜。｣
｢いや、でも･･･。｣
目の前で駄々をこねる凪と、それを窘める御影。それを見てAは思考を巡らせた。
｢(マネージャーかぁ。
部活ってサッカー部の事だよね。だったら任務資料にもあったし、マネージャーになるのもいいのかな。)｣
Aが悶々としている間も、2人は攻防戦を繰り広げていた。
｢ほら、変なこと言ってないでさっさと行くぞ！｣
｢やだやだやだ、俺レオが良いって言うまで行かない。他の女子めんどくさーい。サッカー辞める〜。｣
｢んなっ･･･！！｣
御影が引っ張っていこうとするも、凪の言葉がザクザクと心を傷つけていく。
そして、最後に折れたのは御影だった。
｢あー、もう･･･。分かったよ。｣
｢やったー。｣
｢･･･私まだ良いって言ってない。｣
Aの声を無視して話を続ける2人にAは｢アレ、無視？｣と呟いた。五条の気持ちが少し分かった気がする。
｢まあいっか。いーよ、やる。｣
｢わーい。｣
Aは取り敢えず決めなければいけないことが1つ決まったと前向きに考えることにした。
まあ、どうせ運動部に入ることは決まっていたからサッカー部でも問題は無いだろう。
そう考え、Aは歩き出す2人の後ろについて屋上をあとにした。
｢＿＿＿てことで、今日からAさんがマネージャーになります。｣
｢Aデス。｣
｢うおお！ナイス凪！｣
｢おー、美人！｣
サッカー部部室にて、御影はAを部員に紹介した。
Aの自己紹介に湧き出した部員達に、凪はスマホ片手に黙ってグッドサインを送る。まったく困った巨人である。
部員が練習に移ったとき、御影はAに話しかけた。
｢ごめんな、凪が迷惑かけて･･･。ホントは入りたくなかったなら入部届出さなくてもいいぞ。凪は俺が上手く丸め込むからさ。｣
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raiz(プロフ) - 六花さん» コメントありがとうございます、こっちにもコメントしてくださってたんですね･･･！小説に散りばめたギャグ要素がちゃんと機能しているか心配だったのですが、そう言って頂けると自信が持てます！これからも頑張りますね！！ (2023年2月27日 22時) (
レス) id: 1861dc87f7 (このIDを非表示/違反報告)
六花 - 初コメ失礼します、最近読み始めた者です！音のソノ○ティにツボって先に進めません！更新頑張って下さい! (2023年2月26日 11時) (レス) @page25 id: 5137519573 (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - ずんだ餅さん» コメントありがとうございます、その一言で救われます･･･！！続編移行までまだ掛かりそうですが、気長に待って頂けると幸いです！！ (2023年2月23日 0時) (レス) id: cec7109ca5 (このIDを非表示/違反報告)
raiz(プロフ) - アルです！\(●°ω°●)/さん» 2度目のコメントありがとうございます、続編移行までまだかかりそうな上、新しい小説が出せるのはもっと先になってしまいそうですが今後ともよろしくお願いします！！ (2023年2月23日 0時) (レス) id: cec7109ca5 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅 - おもしろかったです✨続編待っときますね！(*｀▽´*) (2023年2月22日 17時) (レス) @page50 id: 12d02573a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raiz | 作成日時：2023年2月7日 22時
