mémoire【HP_親世代】 (ページ3)

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episode.3 ページ3

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今の私が生まれてから1週間ほどが経った。

この孤児院での生活にも慣れて、なに不自由なく過ごせている。
友達は出来ないけど。

記憶のない私を避けているのかもしれない、もしくは元々友達がいなかったのかもしれない。

庭で空を見上げていると後ろから肩を叩かれた。

ｼｽﾀｰ「A、あなたに面会です。ついてきなさい。」

案内されたのは入り口近くの少し広めなミーティングルームのような部屋だった。
扉を開けるとそこにいたのは白い口髭を生やし床につくぐらい長いコート？みたいなのを着た初老の男性。

私の後ろで扉が閉まると男性が振り向いた。

「お主がMs.クラークじゃな？」

『はい、そうですけど…あなたは？』

「すまんすまん、わしはアルバス·ダンブルドア。
先週届いたはずの手紙のホグワーツ魔法魔術学校の校長じゃ」

『え……？』

目をパチクリさせていると校長先生が口を開いた。

ｱﾙﾊﾞｽ「身の回りでなにか不思議なことが起きたりしたことは？」

静かに首を横に振る。
そんな記憶はない……というより、先週からの記憶しかないからよくわからない。

ｱﾙﾊﾞｽ「ふむ……、何か心当たりもないかのぅ？」

『私は………記憶がないので………』

ｱﾙﾊﾞｽ「そうじゃったな…では見せた方が良さそうじゃな」

校長先生はそう言い、杖を取り出して何かを唱えると机にキレイな花が咲いた。

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