episode.17 ページ17
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走り出した汽車はどんどんとスピードをあげていく。
扉のノック音に気付き、視線を車窓から扉へと向けるとセドリックが外に立っていた。
『どうしたの？セドリック』
扉を開けて中へ入れてあげると私の向かい側へと座ると、彼は右手を軽くあげながらにっこりと笑った。
ｾﾄﾞ「見てよ、僕の腕。
しばらくAに会うことが出来なかったから見せてあげられなかったんだけど…、なかなかいいだろう？」
『本当に…ごめんね、もっと私が強かったら…』
ｾﾄﾞ「何度言わせるつもり？僕は気にしてない。
それにカッコいいと思わないかい？機械の腕なんてこの世に1つだよ」
セドリックがふわりと笑うと窓を開けたかと錯覚するほどの風が吹いたように感じた。
ｾﾄﾞ「Aはさ…」
『なに？』
セドリックは真剣な顔でその後の言葉を紡いだ。
ｾﾄﾞ「なんでも自分のせいだと思ってる？」
『…え？』
ｾﾄﾞ「そんなことない、君は君らしく、君の思うままに生きていいと思うんだ」
セドリックはいたずらに笑って席を立った。
そして私の頭をポンッと軽く撫でて出ていった。
ｾﾄﾞ「そんなに難しいことじゃないだろう？
だって君は僕達学年の首席じゃないか」
去り際にそんな言葉を残していった。
セドリックが去ったあと私は1人窓の外を見つめ、その言葉の意味や理由、それにこれからの人生について考えた。
そして家に着いたら2人に会いに行くことを決めた。
私の想いを2人に聞いてもらおう。
そう心に決めた。
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ムスメ3(プロフ) - 出来たらでいいので謎のプリンス編や死の秘宝編などを見てみたいです (2023年2月23日 23時) (
レス) @page27 id: fcb0ec653e (このIDを非表示/違反報告)
満州~ﾏﾝｼﾞｭｳ(プロフ) - とても素敵な作品ですね！ (2022年8月16日 22時) (レス) id: e611edab71 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 純血とは家系のなかにマグルが一人もいないことらしいのですが、母親がマグルの主人公は純血と言えないのではしょうか。半分オリジナル作品と仰ってるので気にする必要はないと思いますが、疑問に思い、ついコメントしてしまいました。長文失礼しました。 (2022年6月22日 11時) (レス) id: 7d73ecdac7 (このIDを非表示/違反報告)
このは - テスト期間なのにも関わらず続きが気になって一気読みしてしまうほど面白いです。らいさんのペースでいいので更新楽しみにしています。 (2022年6月8日 21時) (レス) @page2 id: 223fbb8a1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2022年6月8日 17時
