純血の日本人【HP】 (ページ5)

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episode.4 ページ5

2年前の私もあんなんだったなぁ…と思いを馳せながら彼らを見つめる。

新入生の中に一際目立つプラチナブロンドヘア。
あの少年だ。

『あ、ドラコ』

ポツリと呟いたのが聞こえてしまったみたいで、こちらにバッと顔がむく。
目があったのでにっこりと微笑みながら手を振った。…のに。

睨まれた……？
なんで？(笑)

ﾌﾚ「なーにしてるの」
ｼﾞｮ「Aは」
ﾌﾚ「俺たちだけ」
ｼﾞｮ「みてて」

『んー…』

いつでも王子様？のような言葉をかけてくる2人に適当に返事をしながら組分けを待つ。
どんな子がくるのかなぁ～
日本でもそうだったけど年下の子ってかわいいんだよねっ

ﾏｸ「それではっ！組分けをはじめます！」

次々に名前が呼ばれていき、寮が決まっていく。
フレッドとジョージの弟もグリフィンドールに決まり、2人が喜んでいた。

ﾏｸ「ドラコ·マルフォイ！」

あ、列車の少年。
あのブロンドヘアの色って綺麗だよなぁ…

ﾎﾞｳｼ「スリザリィィィィン！！」

組分け帽子を被されるか早いか、被るのが早いかってぐらい早い…。
あの睨み付けられたのは自分の入る寮がスリザリンだとわかっていて、尚且つ、コンパートメントで話しかけたのがグリフィンドール生だと気づいたからだろう。

なんだか残念だ。

ﾏｸ「ハリー·ポッター！」

空気が張りつめたようにシンッとする。
一呼吸おきあたりがザワザワしはじめた。

ﾌﾚ「ポッターだぞ、ポッター」

『誰なの？それ』

ﾌﾚ「知らないのか？！
生き残った少年だよ！例のあの人から…」

噂に聞いたことがあるぐらいで、名前なんて知らなかった。
…………………え、長くない？
めっちゃ組分け帽子も悩んでるし、ポッターくん？なにかをぶつぶつ言ってるし。

ﾎﾞｳｼ「よし、君は………___」