純血の日本人【HP】 (ページ33)

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試験も終わり3年生の最終日、緑色の旗がいっぱいの大広間にはいる。

ﾌﾚ「あーあ、今年も寮杯逃したなぁ」

『2人がいたずらばっかりして減点多いからじゃない？』

愚痴を洩らすフレッドに嫌みったらしく言ってやった。
実際は成績がよく加点もされているので±0みたいなもんだ。

ｼﾞｮ「さ、どうぞ」

ジョージに手を引かれ椅子に座り、ダンブルドア校長の言葉を待つ。

ﾀﾞﾝ「また１年が過ぎたの、今年の最優秀の寮を表彰したいと思う。
では、得点を発表しよう。

第４位グリフィンドール、３１２点。
第３位ハッフルパフ、３５２点。
第２位はレイブンクロー。得点は４２６点。
そして、第１位は４７２点で、スリザリンじゃ。」

スリザリンからは歓声が、グリフィンドールからは溜め息が聞こえる。
150点以上も差があると逆に諦めがつく。

ﾀﾞﾝ「よーしよしよくやった、スリザリンの諸君。
だがのぅ、最近の出来事も勘定に入れなくてはなるまい。
ギリギリで得点をあげた者がいる。

まず、ハーマイオニー・グレンジャー。
冷静に頭を使って見事仲間を危機から救った。５０点。」

ﾊﾘ「いいぞ！」

ハーマイオニーの方をみると、照れからか机に突っ伏していた。

ﾀﾞﾝ「次にロナルド・ウィーズリー。
ホグワーツでも近年まれに見るチェスの名勝負を披露してくれた。５０点。」

『わぁお……』

ロンはフレッドとジョージに頭を撫でられ恥ずかしそうに顔を真っ赤にしている。

ﾀﾞﾝ「そして…、３人目はハリー・ポッター。
その強い意志と卓越した勇気をたたえたい。そこでグリフィンドールに６０点。」

割れんばかりの歓声が広間からあがった。
私もハリーの頭がぐしゃぐしゃになる程に撫でた。