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episode.31 ページ32
『そう？』
【俺にもそれをくれ】
『食べられるの？』
チーズケーキを少し籠の中に落としてあげるとドラコンはペロリと食べ、軽く喉を鳴らした。
ﾊｸﾞ「お前さん……今、誰と話してた……」
『え？この子だけど？』
ノーバードを指差しながらそう言うと、飛び出しそうなくらいに目を見開いて驚くハグリッド。
動物の声がわかるってやっぱり不思議だしあんまりいないんだ、ということを実感する。
ｼﾞｮ「ハグリッド知らなかったのかい？」
ﾌﾚ「そうそう、Aは動物と意志疎通できるんだぜ」
ﾊｸﾞ「そりゃあ……すげぇこった」
【俺の言葉がわかる人間ははじめてだ】
『それはどうもありがとう。
大きくなったら背中に乗せてね』
【お前ならいいだろう】
彼、もといノーバードの背中に乗せてもらう約束を取りつけて校舎へと戻ってきた。
そろそろ学年末試験も近づいてきてるので廊下にでておしゃべりをしている人はあまりいない。
ｼﾞｮ「この後はまた図書室？」
『ううん、今日は勉強しない日にした』
ﾌﾚ「じゃあ俺達といいことしよう！」
この後、3人で箒鬼ごっこをしたが誰が完敗したかは言うまでもない。
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作者名：らい | 作成日時：2021年11月4日 20時
