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episode.29 ページ30
休暇が終わり、ホグワーツに戻るとハリーとロンハーマイオニーが図書室で頭を抱えていた。
『どうしたの？勉強で行き詰まった？』
声をかけると半分死んだ目のロンが顔をあげた。
ﾛﾝ「違う……、人探しだよ」
ﾊｰ「A、あなた……、ニコラス·フラメルって知ってるかしら？」
………ニコラス·フラメル？
『うーん、何かの本に書いてあったような……』
ﾊﾘ「え！どの本に！」
『あー……、ちょっとまってね？』
今まで読んだ本のを頭の中に思い描く。
授業で使う教科書……、______違う。
魔法史………、_____これも違う。
ハーマイオニーがわからないのだから難しい本かな？
禁書以外だと………。
『あっ』
頭で追っていた文字にニコラス·フラメルがでてきて、本棚へいき本を3人の前に開きページを指す。
『ここ、ニコラス·フラメル。賢者の石』
ﾊﾘ「ありがとう！」
ﾊｰ「こんな簡単なとこに……！なんで気付かなかったの…」
ﾛﾝ「やっと終わる……」
『お役に立てたならよかった』
3人に手を振って窓際の陽当たりかいい席に座る。
日本よりも寒い気候にはいまだに馴れない。
保温魔法を自分に施し、予習をはじめる。
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作者名：らい | 作成日時：2021年11月4日 20時
