だれかの役にたちたい。 (ページ2)

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『……はっ…！』

そして私は目が覚め、気がつくと馬車の荷台に乗っていた。

私以外の子供もぞろぞろいた

みんな服もボロボロで死んだような目をしていた

気味が悪くて仕方がなかった。

。

「さぁ！ついたぞガキども！降りろ！」

しばらくして馬車は止まり、馬車を運転していた男は無理やり私たちを下ろさせた

目の前には民家のより少し大きい家がたっていた

「ここへ入るんだ！」

私たちは言われるがままそこへ入った

すると、30～40歳くらいの男女5人が中にいた

「お前らは帰る場所がない孤児だ！だから俺達が親代わりとしてお前らを世話する！ただしそのためにはこれから働いてもらう！！もし文句を言ったりするヤツがいたらお前らの親を食ったあの大きな巨人の餌になってもらう！それが嫌ならこれから働くんだ！！」

そのうちの男ひとりが大声でそう言った

その時私は初めてあれが巨人だという生き物だと確認した

そこからだった。私がここで暮らすようになったのは。