幼馴染は霊能力者

14-告白1 ページ15

*



そうこうしているうちに、盛り上がってきたのか、鳥束が顔を近づけて来た。

ちょちょちょ、待って、キスされる！？
それはさすがに、ダメ…！！！

そう思って、思いっきり頭突きをかましたら、見事命中したようで、鳥束は頭を抱えて転がった。

……あっぶなかった……


「いってぇ………、なんでっスか、Aちゃん……」

「なんでもなにも、もともと胸触らせるってだけのはずでしょ！
キスとか……そういうのは、付き合ってる彼女にとっておきなよ！！」

「へ……？付き合ってる……？」

「……今日、告白されてたでしょ、1年の子に…

…付き合ってるんじゃないの」


鳥束は目をぱちくりとさせて、はぁ〜〜と大きな溜め息をついた。


「……見てたんスね」

「…見てた。可愛い子じゃない。胸も大きいし。」

「いやまぁそれは確かにそうっスけど…、って、そうじゃないっス！！」

「…何が？」

「付き合ってないっスよ！！

あの子の告白は…断ったっス」

「…え？何で…？」

「……オレも、思ったっスよ。何でって。
でも……告白された時、思ったんス。

アンタだったら良かったのに、って」


「…それって…」




*

15-告白2→←13-鳥束のお願い5 ※

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す