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我妻side
「Aちゃん絶対俺のこと変な奴だと思ったよね…」
重すぎるため息とともにテーブルに突っぷす。
あんなあからさまな態度ある!?あの時の俺!
馬鹿なの!?あの時の俺ぇぇぇ!!
いくら急に罪悪感に駆られたとはいえ、あんな立ち去り方あります!?
「まぁ否定はしないが」
「そこは否定しとけよ炭治郎ぉぉぉ」
大学が終わった後、炭治郎に誘われて伊之助とともに焼肉屋にきていた俺は、飲んでいたジョッキ(オレンジジュース)をダンッとテーブルに叩きつける。
いや分かるけどね。
誰だってあんなよそよそしい態度とったら不審がりますよね!
でも色々色々色々考えちゃうわけ俺だってさぁ!
「善逸はもう少し素直になってもいいんじゃないか」
「人の匂い嗅ぐのやめてもらえます炭治郎さん」
「Aに伝えないのか?」
「何を?まさか俺が前世のAちゃんを見殺「紋逸」
遮るように口を開いた伊之助は今にも人一人殺せそうな程の音を無遠慮に響かせている。
それは炭治郎からも同じように聞こえてきて、俺は思わず肩を竦めた。
「もうやめるんだ善逸。責任を感じるのは分かるが、誰もお前を責めたりはしない。Aだって同じだ。そもそもアレは善逸のせいじゃないだろう」
大事にされてるのが分かるからこそむず痒い。
どんな縁を結んだらそうなるのか、俺達3人はまたしても同じ世に生を受けた。
厄介なことに前世の記憶とやらを持って。
「お前らもうここは現代だぜ?そんなに殺気立つのやめろよな〜」
わざとおどけた口調をとっても、こいつらには意味がないこと腐れ縁の俺には分かる。
ほら、また怒りと悲しみの音が聞こえる。
「この際だから言っておくが善逸、お前は面倒な奴だ」
「言い方酷いだろ!そんな音でよくその台詞吐けたもんだよ!」
「お前こそそんなぐちゃぐちゃの酷い匂いさせて、いい加減うっとおしい!!」
「言い方ァァァァ!炭治郎あんまりだよ炭治郎!だって、だってあんなの俺が…!」
「あーあーあーあー!!ごちゃごちゃうるせぇなぁ!紋逸がいらねぇっつーなら、俺がAをもらっちまうぜ?」
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churi(プロフ) - ☆りんご☆さん» ☆りんご☆様(^^)コメントありがとうございます!とっても嬉しいです(;O;)またご縁があればよろしくお願いします★ (2020年11月18日 15時) (レス) id: c462110017 (このIDを非表示/違反報告)
☆りんご☆(プロフ) - とても素敵なお話でした!これからも頑張ってください! (2020年11月18日 10時) (レス) id: b4140779db (このIDを非表示/違反報告)
churi(プロフ) - 葵さん» 葵様(^^)コメントありがとうございます!そう言っていただけで嬉しいです★また妄想がまとまったら形にしていきたいと思っていますので、その時は宜しくお願いします(*^^*) (2020年11月15日 5時) (レス) id: c462110017 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 続編にしても善逸の短編にしてもめちゃくちゃ楽しみです。。。。!!!!早く読みたいです!泣 頑張ってください!! (2020年11月14日 12時) (レス) id: efe86a5252 (このIDを非表示/違反報告)
churi(プロフ) - 尊さん» 尊様(*^_^*)誤字の件、教えてくださりありがとうございました!!全然細かくないです…すみません。嬉しいコメントも重ね重ねお礼申し上げます☆ (2020年11月14日 11時) (レス) id: a5a165b70a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:churi x他1人 | 作成日時:2020年10月28日 16時