オクタヴィネルの男の娘

16 ページ16

リド「ボクだって、やりたくて首をはねているわけじゃない。
お前たちがルールを破るからいけないんじゃないか。」

トレ「......。」

『(良かった、うちの寮は契約させられるだけで。)』


リド「ボクに従えないのなら、まとめて首をはねてやる！」

ケイ「みんな、ほら。【はい、寮長】って言って。」


デュ「........言えません。」
ユウ「........自分も」
『(ま、言わないだろうな。)』


エー「こんなワガママ暴君、こっちから願い下げだ！」

リド「今、なんて言った？」

グリ「オマエはおこりんぼでワガママで食べ物を粗末にする暴君って言ったんだゾ！」

『(いや、お前の意見入りすぎだよ)』


デュ「お、おい、そこまでは言ってな」




リドル「首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド)ーーーーーーー！！！！！」


グリム・デュース「うわああー！！」

『っ(ウソだろ、そこまでするのか)』


グリ「ぐええ！またこの首輪なんだゾ！」
デュ「くそっ、外れない！」


リド「トレイ、ケイト！こいつらをつまみ出せ！」

トレイ・ケイト「........。はい、寮長。」

『(なぁんだ、こいつら達も腑抜けてんだな)』

デュ「せ、先輩たち！？」

ケイ「ごめんねー、オレたち寮長には逆らえないからさ☆」
トレ「.....悪いな。」


エー「あぁ〜〜〜、そうかよ！やってやらあ！」



『 (................)』



リド「ふぅ.....まったく。
さあ、気を取り直してパーティーの続きだよ。」

「今日はクロッケー大会もしなくちゃいけないんだから。」

「ああ、予定から15分も押してしまっている！最悪だ！」


リド「そうだ。Aも後で参加するかい？やり方ならボクが教えるよ。」

『うーんと今日は辞めておくね、ごめん！』

リド「どうしてだい？」

『フロイド達に帰る時間伝えといたから...
遅れちゃうと機嫌悪くなっちゃうし。』

リド「それなら仕方ない。また今度誘う事にしよう。」

『うん...ごめんね。今日はありがとう！
ケーキとっても美味しかった！』

リド「それは良かった。では気をつけて帰るんだよ。
トレイ、鏡の間までAについて行ってくれないか。」

『大丈夫だよ！一人で行けるし』

トレ「一人だとAは危ないからな。それに俺も用事があるから大丈夫だ。」

『えっと、じゃあお願いします。
リドル君もまた明日！』ニコッ

リド「ああ、また明日」ニコッ



はぁ、つまんね。

17→←15

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す