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6話 ページ7

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貴「『俺、Aちゃんが好きなんだよね。』か…」





その言葉はまるで鈍器で殴られたような

痛みと、現地味を与えた。




これが正解なのに、どうして。




私は答えずにオロオロしていると、信長くんが

返事はいつでもいいからと言って帰ってしまった。

結局私は、答えを言わないまま。


信長くんの顔が忘れられない。

いつも弾ける笑顔の信長くんを見てたから、

あんな顔させちゃうなんて、私ダメだな…。



家のリビングには、

酔っぱらいのお兄ちゃんが横たわっていた。

動かせないし毛布だけかけよう。


と思っていた時だった。






達「信長の返事、何で返さねぇんだよ。」





少し怒り気味のお兄ちゃんが、

私の腕をきつく掴んだ。






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作者名:うた | 作成日時:2017年12月26日 19時

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