※第42話:特別編 ページ42
飲む気満々で店を探してみたけど…
人、人、人…
オマケにその人ってのが
これまたカップルで
…そんな中に1人紛れて飲むのもなぁ
なんて思って、飲むのをやめにした
そして、気を取り直してタクシーを
つかまえようとしたけど…
…空車がない！！
えぇ…まじか
ちらりと腕時計を見ればてっぺんを超えて
日付は変わっている
…あーそっか。一般ピーポーは、明日は休みか…
明日が“普通”の人は休みだと言うことを
思い出し、タクシーで帰るのを諦める
…だよなぁ、明日休みだし、この時間だし
…みんな２軒目、3軒目…か、
はたまた彼女とイチャコラタイムで帰宅か…
なんてことでタクシーがつかまらないのを
考えながらとぼとぼ寒空の下を歩く
「はぁ…さぶっ」
なんだか、一人クリスマスなんて
慣れていたはずなのに…
冬の寒さなんて慣れていたはずなのに
今日ばかりは、やけに冷えて心に染みる
はぁーっと吐いた息が、白い
上着のポケットに手を突っ込みながら
家にむかって歩いていく
…あ。
ふと、一際明るい光に目をやると、
いつも寄るコンビニが…
「…おでんかなんか買ってこ」
寒くて温まりたかったのが一番の理由
引き寄せられるようにコンビニへと寄った
自動ドアをくぐると、
コンビニの出迎える音が鳴る
モァンとした暖かい空気が一瞬で俺を包んだ
店内にはクリスマスソングが流れていた
しかも、深夜だと言うのに、それなりに人がいるようだ
近くにあったカゴを持ち、とりあえず酒を買う
次に朝のおにぎりを買おうと弁当コーナーへ向かい、何個かおにぎりを入れる
ちらりと、となりのデザート棚をみた
…ケーキ、か
番組で散々ケーキ食べたけど
…彼女は食べたんだろうか、と。
そんなことを思って、ケーキの棚の前へ
…本当は、ケーキ屋とかの
ホールケーキ方がいいよね
目の前にあるのはおひとり様位の
小さいホールケーキ
2回ほど手を伸ばしては、悩んで手を引っこめる
苺かな？チョコかな？
やっぱり、王道の苺か？
悩んで悩んで、チョコをカゴに入れた
…要らなかったら俺食べよう
そんな理由を考えながら、レジへと向かう
気がついたら、悩みすぎていたのか
お店には人が少なくなっていた
何分悩んでんだ、俺は
なんて思いながら、店員に
「おでんのたまごと、ウインナーと、牛すじと、大根…、あ、あと、肉まんください」
そう店員に伝えた
すると、店員は困った顔して
「すみません、肉まん残り1個で…」と言った
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雅 - eriiiさん» eriiiさん、コメントありがとうございます(*^^*)特別編見ていただけたようで嬉しいです。本編もどうぞよろしくお願いいたします(*^^*) (2020年12月29日 23時) (
レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
eriii(プロフ) - 特別編ほっこりしました(*^^*)でも本編は不穏な流れですねー！今後の展開が気になります！更新頑張って下さい^ ^ (2020年12月28日 23時) (レス) id: 5892b12f93 (このIDを非表示/違反報告)
雅 - サチさん» サチさん、ありがとうございます。遅くなりましたが、季節的な特別編を。宜しければ(*^^*) (2020年12月28日 0時) (レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
サチ - 沢山の更新お疲れ様です！特別編良いですね(^^)毎回同じコメントになってしまい、すみません。続きが楽しみです。頑張って下さい！ (2020年12月27日 23時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
雅 - Aさん» こちらこそ、いつもありがとうございます。コメントいただけてとても嬉しいです。ゆっくりですが、頑張りますね。素敵なコメント、いつもありがとうございます。 (2020年12月27日 22時) (レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅 | 作成日時：2020年11月23日 22時
