第171話 ページ21
｢あ！じゃあこれとか！｣
…花柄の可愛い腕時計
｢雫さん、お花好きじゃないですか〜｣
｢だってなんか持ってそうじゃない？｣
｢あ〜確かに。じゃあこれとかどうです？｣
…某ブランドの可愛いカバン
｢え〜なんか王道過ぎない？｣
｢ん〜じゃあこれとか！｣
…キラキラ輝くジュエリー
｢ん〜…可愛いけど、雫さんの事だから受け取れません！とか言いそう〜｣
｢じゃあ〜これとか！｣
…指輪
｢…え。初めての誕生日に指輪？重くない？重い男だとか思われたりしない？｣
｢…パイセン｣
｢うん？｣
｢…選ぶ気あります？｣
｢いや、選ぶ気しかないけど？｣
｢さっきから否定してばかりじゃないですか〜？僕もう言いませんよ？｣
｢…だってさ｣
友人にあげるなら、ふざけたやつとか、お店に連れて行って選ばせたりとか、色々あるけど。
好きな子にあげるのはわけが違う…。何をあげたらいいか分からない
だって、嫌われたくないって思ってしまうから
…俺ってやっぱりちょっと女々しい？
｢あ！パイセン！じゃあ…｣
｢え、なになに────｣
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本日の仕事が終わり、台本を鞄に詰めて
スタジオを後にする
タクシーをひろい、乗り込むと
数時間ぶりにスマホをいじる
タクシーのおじさんと世間話をしながら
俺はいつも通りSNSのチェック
ひたすら出演情報を拡散する作業
それが終わると、自分の名前をこっそりと検索
朗読劇の時の感想がたくさん載ってたから、ぱーっとみていると、目に付いた感想が
“最近の演技が少し変わった気がする！特にこの作品の演技はとっても気持ちがこもってて凄かった！いい意味で最近、雰囲気が変わった気が…”
ほぅ、と思った
俺の中で彼女が影響を与えていることに改めて気がついた。彼女がいたからこそこの演技ができたから…
そんなことを考えていると、タクシーのおじさんが｢つきました｣と、目的地に着いたことを伝える
支払いを済ませタクシーを降りる
…腹減ったなぁ
そんなことを思いながら、近くのコンビニへと入った
買い物が終わり、コンビニを出ると
再びポケットからスマホを取り出す
何件か連絡が来ていたが
どれも急用では無さそうなので
適当に返事を打ちつつ
1件の連絡先を開く
そして、受話器マークを俺は押した
プルルル
という音がなんコールか続くと
電話越しから大好きな声が聞こえる
『…もしもし？』
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雅 - サチさん» サチさん、ありがとうございます。とりあえず第4章がいっぱいになりましたので、5章までいきそうです。長くなってしまいましたが、いつもコメントを下さりありがとうございます(*^^*) (2020年10月19日 23時) (
レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
サチ - 読みます！読みます！ゆっくり更新でも大丈夫です！完結まで頑張って下さい。楽しみに毎回待っています(^^) (2020年10月19日 22時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
雅 - サチさん» サチさん、ありがとうございます！(*^^*)はい！後半編です。また、作品自体終盤ですので、ゆっくり更新ですが読んでくださると嬉しいです(*^^*)本当にいつもコメントありがとうございます！ (2020年10月19日 18時) (レス) id: ff32d91f5a (このIDを非表示/違反報告)
サチ - 連投すみません。今回も沢山の更新だったので、嬉しかったです(^^)お疲れ様でした！誕生日も後半ですかね？この後どうなるのか楽しみです！ (2020年10月18日 0時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
サチ - ドキドキしましたが、流石です！そして、ほのぼのとした感じで良かったです！２人の会話の雰囲気？がとても好きです。 (2020年10月18日 0時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雅 | 作成日時：2020年9月19日 22時
