story1 ページ3
貴方side
｢A〜！おーきーてー！｣
｢......んっ｣
誰かが僕を起こしにきたようだ。
もう朝なのか、と自覚し、目を覚ます。
目の前にはニコニコと笑っているカノがいた。
キドに頼まれたのか、自分で起こそうと思ったのかわからないが、キドに頼まれたの方が正解に近いのかもしれない。
だったら、朝ごはんが出来たのだろう。
と、起きたばっかりのほぼ眠っている脳を回転させ、ベッドから上半身を起こす。
カノ｢おはよ！A！｣
｢おはよー、カノ...｣
朝は苦手だ。
僕は見てのとおり、低血圧で、朝に弱い。
取り敢えず起きなきゃ。
カノと一緒に自室を出て、リビングへ向かった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
｢おはよー｣
キド｢ん？...あぁ、おはよう、A。
朝ごはんが出来たから、そこに座っとけ｣
話しながらご飯を茶碗についでいたキドの後ろ姿は、まるでお母さんだった。
まわりを見渡すと、既に起きているメカクシ団の団員があちこちにいた。
ざわざわと喋り声は聞こえてくるが、内容まではわからない。
テーブルに座っているのは、２、３人くらいだ。
キド｢ご飯できたぞ｣
キドの一言で皆が動く。
20秒くらいして、皆椅子に座って静かにしていた。
ゆっくり行動しているが、ご飯を待っていたのは確かだ。
シンタロー｢今日もまた一段とバランスいいな｣
セト｢マリー、嫌いなものがあったらこっちパスしていいっすよ！｣
マリー｢うん！｣
左からリア充の声が聞こえたが、今はそんな鬱陶しく思わない。
いや、昔は思ってたけども((
僕にも彼氏という方がおりましてですねw
リア充の素晴らしさがわかったのです(｀・ω・´)ｷﾘｯ
うん、どうでもいいのかな((
早く目の前のご飯を食べたいので、キドに視線で｢早く食べたい｣を訴える。
キドはそれに気づいて｢んじゃ、｣と、切り替える。
皆が両手を合わせて
キド｢いただきます｣
『いただきます！』
これが、“最後の楽しい日常”でした。
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作者名：【現実逃避中】 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2014年2月6日 8時
