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そんな会話をしていれば
｢あ、今日みんなちょっと早いね｣
と、ひとらん様がいらっしゃる。帽子を脱いでパタパタとさせているところを見るとお庭のお手入れが畑のお世話をしていたらしい。
｢お疲れ様です、ひとらん様｣
｢うん、お疲れー｣
ひとらん様はあちぃーと言いながらコップに水を汲んでぐいっと飲み干す。そんな内に次々料理が運ばれてくる。朝より若干盛ってあるのは気の所為だと思う。
｢はぁーい、食堂着いたで〜｣
｢んもう、わかったから離せや、ペ神！！！｣
続いてペ神さんとペ神さんに担がれたロボロ様がいらっしゃる。どうやらお昼ご飯を抜こうとしていたらしいロボロ様をとっ捕まえてきた様だった。流石はお医者さま、もとい神様だ。皆さんのことを気遣っていらっしゃる。
｢んー、お腹空いたぁ｣
｢お、ハンバーグじゃないか、食べたかったんじゃ｣
｢おや、大方揃っていますね。｣
最後に総統様、オスマン様とエーミール様がいらっしゃる。総統様は私がショッピくんと座っているのをご覧になって、
｢良かったな｣
と仰る。お顔がやんわり緩められている気がしてじわっと頬が染まる心地がする。私はそのまま目を伏せて、頬を綻ばせて
｢はい｣
と答える。そうしていればオスマン様が
｢あ、俺こっち隣に座ってもええ？｣
と仰る。……私か。とぼうっとしていたので反応が遅れる。それを見てオスマン様が、嫌やった……？と仰るのを慌てて否定する。
｢ち、違いますよ！すいません、ぼうっとしてて……｣
と言えば、少し安心したようなお顔をなさる。
｢オスマン、あまりいじめてくれるなよ｣
と総統様が若干ではあるがオスマン様を睨む。それに怯まずオスマン様はにこにことしながら
｢虐めるなんて、俺はそんなことせぇへんよ。ね、いい？｣
ともう一度私に問うので、私でよければ……と答える。するとふわっと花が咲いたように顔を綻ばせて、
｢ありがとめう〜！｣
と席にお着きになる。正直、とても可愛らしくて私も頬が緩んでしまう。
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作者名：こゆき | 作成日時：2019年9月14日 13時
