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「んじゃぁ、今日の予定なんやけど」


トントンさんが立ち上がって全体に向かって話しかける。どうやら朝食中に予定確認、職場で言う朝礼をしているらしい。ふと、今日お仕事どうしようかな、連絡もしてないやと思い出してこのあと聞いてみる事にした。


「……って感じやな。グルさんとオスマンはお客さん、しっかりよろしくな。」

「了解〜」

「あぁ、そうだ。Aに誰か場内の案内をしてやってくれ。」


え、というまもなくはいはい!とそこらから手が上がる。


「俺、俺!行く!」

「先輩はさっき引かれとったでしょ。俺が行きますよ。」

「それな??俺が行こか、A?」

「シャオロンと俺以外の方がいいんじゃないの?馴染むには絶好の機会だよね。」

「確かに、それもそうか。」

「俺が行きたい」

「あれ、ひとらんさん珍しいですね。」

「俺もそういう気分の日だってあるし。」

「じゃあ私も立候補します。」

「監視室の仕事さえなければ、俺も立候補しとったけどなあ」

「ふーん!残念だったなあ、ロボロ!!俺が行くぜ!!!」


……一言で言おう。わやだ。何だこれは。とは思ったもののだめだ、そんなことを言っちゃ。幹部様に失礼だし、一般人の私がこんな風に迷惑がられることなくむしろ受け入れていただけていること自体が奇跡なのだ。
そう考えると尚更この事を現実と受け入れつつもひた隠しにしたい、出来れば今から職場に行きたい。なんなら夢でも構わないとまで思い始める。


「あの、私、仕事…………」


と言うと、


「まだ昨日の今日で混乱しとるやろうし、まぁ数日間はいるものとか取りに行ったりせんとやから休んだらって言うのがお医者さん的な意見なんだけど」


あぁ、と言ってペ神様がお答えになると、


「俺もそう思う。」


と総統様まで仰るのでどうしようも無く、ではそうします、と言う。

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作者名:こゆき | 作成日時:2019年9月14日 13時

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