246…Yuta side… ページ17
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岸「やっぱ俺好きだわ。」
紫耀、独身最後の週末
海人「岸くん、辛いのは分かるけど…、」
岸「バカ、ちげぇよ！こういうやつ！
こういうサプライズ的なやつだよ！！」
玄樹「岸くん、冗談だから。」
岸「この期に及んでイジりかよ…。」
勇太「仕方ないよね、岸くんだもん。」
結婚する前に玄樹と三人で飲もうって
岸くんと海人がいるのはサプライズ
海人「廉も来れたら良かったのに〜。」
岸「また仕事かよ！」
店の窓の外
日が少し延びたこの季節は六時になっても明るかった
…結婚、か。
Aが、とかそういうんじゃなくてただ単純に
ずっと一緒だった友達の一人が結婚、って
やっぱりどこか寂しいっていうか
こうやって大人になってくのか。
玄樹「紫耀、何時に来るって？」
勇太「もうちょいしたら来るんじゃない？」
岸「え、俺と海人隠れるとかそういうことしなくていいの？」
玄樹「いいよ、そのままで。
その方が多分紫耀も驚くしね。」
結婚前こうやって集まるのも
長年連れ添った紫耀へ、おめでとう、って
俺たちなりの祝福の仕方で
ただただ毎日が楽しかった高校生活から紫耀は突然いなくなった
どこで何してるか分からない紫耀を俺らはまたいつかどこかで、って
けど思ってたよりもずっと早く俺たちの前に現れた。
優しくてバカで、俺らが知ってる紫耀のまんま、
誰よりも仲間を想ってるとこだって変わってなかった。
紫耀はいつだってそうだった。
誰一人にだって本当の気持ちは見せない。
自分のせいで周りが変わってくのが嫌だから。
だから俺の知ってる紫耀の越えてきた壁なんて
きっと軽く飛んで乗り越えられる程度のもので
本当はずっと何枚もの分厚い壁を
ずっと、たった一人で、辛い顔一つ見せずに。
自信があった。
紫耀にとっての何が幸せなのか一番良く分かってるって。
けど紫耀の選んだこの道を紫耀の選ぶ幸せを
おめでとう。ってそう言うことが親友の俺にできる
ただ一つのこと
Aのいない道。
今までたった一人で俺の知り得ない世界を闘い抜いた
その先に見つけた答えなら
ごめんな、紫耀。
俺だってきっと苦しめてて
親友だなんて偉そうなこと言って
闘う紫耀の武器にさえなれなかった
だからもう紫耀が笑えるなら
俺はそれを、よかったな。って背中を押すから。
紫耀の選んだ幸せに、寄り添えるように。
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masumi(プロフ) - 初めまして。更新まっていたので嬉しいです(*^-^*)もう一度最初から読み直してみようと思います。続きもどうぞよろしくお願いします＾＾ (2022年8月18日 10時) (
レス) @page46 id: 773d2c854b (このIDを非表示/違反報告)
夏希(プロフ) - 更新してくださって嬉しいです(涙)ありがとうございます！何年も待っててよかったです！前のお話読み返しながら楽しみにしてます。 (2022年8月18日 9時) (レス) @page46 id: 0d02ac1782 (このIDを非表示/違反報告)
なおちゃん - はじめまして。作品読ませていただきました！毎晩子供達が寝てから読んでました。涙なしでは読めなくて、すごいストーリーに入り込んで夢中になりました。続き楽しみにしています！ (2021年5月17日 10時) (レス) id: 9300674cb4 (このIDを非表示/違反報告)
nagomi0625(プロフ) - 先日、この作品に出会い一気に読ませて頂きました。続きがとても気になります！この作品が完結するの楽しみにしています！更新待ってます。 (2021年2月10日 14時) (レス) id: 90023824b3 (このIDを非表示/違反報告)
bloom(プロフ) - とても夢中になって読み進めてしまいました！大変だと思いますが更新頑張ってください！楽しみに待っています (2020年8月8日 11時) (レス) id: 8a8ded8f17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海羅
| 作成日時：2018年2月26日 4時
