【ハイキュー×マギ】私のバレー(ｼﾞﾝｾｲ)!!part3

人生90 ページ3

side無し

―5月中旬、常波高等学校第1体育館―

?「出たぞ〜。IH予選の組み合わせ〜」

「おーっ」
「キター!」

　彼らは、常波高校男子バレー部。

　もうすぐ、夏大一番の大会、IH(ｲﾝﾀｰﾊｲ)が始まる。

　組み合わせも、発表になる頃。


「どら!どこ!一回戦!」

「えーっと……、トリ…鳥野??」

「トリノ?えっ、イギリス?」

?「“烏野”だよバカ。後トリノはイタリア」

　これは、運命の悪戯だろうか?

「あ!その高校聞いたことある!えーっと確か―……“堕ちた強豪飛べない烏”」

　彼らは、ある意味有名だ。でも、それ以上に、今回の組み合わせは―。



?「俺、中学一緒だった奴が一人烏野行ってるんだよ」

「へーっ!じゃあ、久々の再会!?今まで当たったことないもんな」

　彼の名前は、『池尻隼人』。

池尻「そいつ…、TVで見た“春高バレー”の烏野が忘れられないってさぁ。

　まぁ元々、家が烏野に近いっつーのもあったろうけど…」

　“そいつ”とは、烏野バレー部にはなくてはならない存在。

池尻「……元気にやってっかなぁ…」



―“澤村”


　やはり、運命の……、神様の悪戯以外の何者でもない。



―Aside―

繋心「ブロックフォロー、ちゃんと入れ!見てんじゃねーぞ！」

日向「すみません!」


　今は放課後。部活の時間。

繋心「“これが最後の一球!”常にそう思って喰らいつけ!!」

ﾄﾞﾝｯ!!

繋心「そうじゃなきゃ、今疎かにした一球が、試合で泣く一球になるぞ!!」

日向「ﾊｧﾊｧ」



　「ﾌﾌ。皆、楽しそう」

潔子「…そうね(微笑」

　「(ﾆｺｯ」


　音駒との試合から……、私が烏野男子バレー部に入ってから、もう1週間は経つ。

　自分で言うのもなんだけど、私はもう、チームに溶け込めている。



繋心「一旦休憩!!」

　と、自分の考えに浸っているうちに、いつの間にか休憩の時間。


　「やばっ。ドリンク!」

　マネージャーだからってのもあるけど、休憩時間が一番忙しい。

　早く準備しないと、大変なことに………。


日向「Aー!ドリンクーー!!」

　「はいはい。今用意するから!」

　そう、“日向”が私を疲れさせる原因。

　何故って?この後見てればわかるよ。


　「はい、ドリンク!」

日向「サンキュ!」

　相変わらず、いい笑顔でお礼言ってくるね;;

影山「A!」

　「はいはい。わかってるよ!!」


　「はい!」

影山「サンキュ」

月島「ん」

山口「ありがとう」


　…個性豊かだわ……。←

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