雨音が響いていますね 【坂田銀時】

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総｢んじゃ､いつもので｣







｢はーい､ちょっと待っててね｣


































仕事に復帰した





























相変わらずご飯は喉を通らないけど､少しずつ

睡眠を取れるようになってきた
























｢はい､お待たせ｣








総｢ありがとうございやす､土方には内緒で｣



















今日もサボりにここへ来たらしい















｢もう...程々にね｣
































店の外にある膨らみ始めた桜のつぼみが目に入った

























去年花見したなあ､なんて




































真選組と場所の取り合いで揉めたり､騒がしい花見

だった































思い出したって､意味なんてない





















ただ､悲しくなるだけだ｡
























喋らない私を不思議に思ったのか総悟が口を開いた




























総｢姐さん痩せました？｣









｢なんて事言うの､失礼でしょ｣






























まぁ､間違ってはいないけど















ご飯を食べてないんだからそりゃ体重も落ちるだろう

















お盆で頭を軽く叩くといて､と小さく声を漏らす































｢うわっ｣








すると腕を引っ張られ隣に座らせられる



















｢ちょっと...んぐっ｣




















手に持ってた団子を口に放り込まれた































総｢いつまでそんな顔してんですかｨ､姐さんはこれでも食って腹に肉溜めればいいんでさァ｣































あんたは笑ってる方がいい､と











































毒舌ではあるが総悟が心配してくれてるのは分かった


















1度銀時に聞いたことがある

























総悟にはお姉さんがいて､とても慕っていたらしい











でも､彼女はもうここにはいないらしい
























それを聞いた時､なんで私の事を姐さん呼びするのか､

すこし分かった気がした
























自意識過剰かもしれないけど｡



































｢...ありがとう､総悟｣

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