雨音が響いていますね 【坂田銀時】

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銀｢お前みてーな家事ができて人当たりも良い､
おまけに年齢的にも丁度いい｣























銀｢まぁ､顔も良い方だし見た所胸もぶへらっ｣













｢この変態､急に褒め出すから黙って聞いてりゃ
セクハラって｡なに､なんなの酔ってんの？｣



















銀｢ちょ､殴るこたァねーだろ...だから､何が言いたい
かっつーとお前みたいなやつが恋人だったらいいなって思っただけだよ｣











一瞬思考が停止する















｢え､なに怖いんだけど､ごめん殴りすぎた？｣








何を急に言い出すんだと思えばこんな事言うなんて｡




















銀｢だーもう気付けよ馬鹿｣













頭を搔いて馬鹿と罵ってきた


































だって､そんなの勘違いしちゃいそうじゃん｡















銀｢だから､お前に彼女になって欲しいつってんの｣



｢...え､｣








騒がしかったはずの周りの声が一瞬にして聞こえなく

なり､周りの客も背景と化して銀時だけがクリアに映る
















銀｢お前が好きだってことなんだけど｣














気付けアホ､と反対の方に顔を向けてぼそっと呟く





















顔は見れないけれど､銀髪から覗く耳は真っ赤だ｡


































そんなこと､有り得るのだろうか




















みんなから頼られて､愛されてるこの人が私のことを

好いてくれてるなんて｡











しかも､恋愛の意味で｡



















もちろん私も尊敬していたし









恋愛の方でも...好きだ｡


















さっきまで忙しかった枝豆を運ぶ手は完全に

停止していて､あれ､私呼吸してる？

































銀｢...で､返事は｣










何分経ったかは分からないがしばらくしてこっちを

向いた銀時が返事を求めた



















｢...まぁ､マダオで万年金欠でセクハラ発言多数の
大馬鹿者だけど｣





銀｢...え､そんなひでェ振り方すんの？｣


















｢それでも､一緒にいれたら楽しいんだと思う｣









今度は銀時が目を丸くして
















銀｢つまり？｣










にたりと笑ってまた私の枝豆を取る




























｢...私も､銀時､が...好き｣

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