52話 ページ4
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「あ、の。カラ松…さん?」
「……行くな、あんな薄汚いところレディには似合わない…。」
「……にあ、わない。ふふ、カラ松さん面白いこと言うんですね。」
ぐい、と押しよければ簡単に離れる体。
目の前に広がっているのは苦痛に顔を歪ませるカラ松さんの顔。
そっと、壊れ物を扱うように頬に触れふわりと微笑む。
言いたいことは分かる、それでもそう簡単にまかり通らないのだ、人とは、私とはそういう人生を歩むしかないんだから。
「お互い薄汚いじゃないですか。ほら、カラ松さんの手も私の手もまっかっか。」
「違う、そういう意味じゃ…。」
「私は人を殺すこと嫌いです。でも仕方ないじゃないですか、そうするしか生きていけないんだから、カラ松さんもそうでしょう?
……結果が全て、だなんて嫌な言葉ですよね。だって、本当にそうなんだから揺るぎない事実なんだから。」
ゆっくり、息を吐き出して目の前を見据える。
言いたいことを言えず仕舞いなカラ松さんは拳をぎゅうと握り締めていた。
罪悪感が胸の中の大半を占める。
徐々にそれは私の脳内を侵し始め、やがて思考をぐちゃぐちゃにした。
ごめんなさいを言ったら終わり、それだけは分かっていたから言葉にはしなかったけれど、心の内ではずっと謝っていた。
少し余韻を持たせて乱れたネクタイとコートを整えてやると何か言いたそうなカラ松さんの唇に人差し指を添える。
「これ以上は何も言わないでください。私の意思が揺らいじゃうから。私を…大事だと思うなら、このまま放っておいて。
……いつか、自滅するのがオチですから。」
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新門アカツキ(プロフ) - かっこよ...っ!もうムリ...辛い...。あんなカッコイイオーナー書ける(描ける)様になりたいよー(泣) (2018年6月13日 20時) (レス) id: d9194b6661 (このIDを非表示/違反報告)
大天使 - んんんんんんめっちゃ続き期待…!!!こんな面白い展開初めて…毎日確認しにここに来ますね(笑)更新楽しみにしてます!頑張ってください…!!! (2018年4月7日 23時) (レス) id: 1297ac7e3b (このIDを非表示/違反報告)
あるてぃめっつ(プロフ) - いいとこでお話が……!夢主ちゃんは散るには勿体ないのでカラ松さん早く助けて…!!更新楽しみにしてます!評価……評価が足りない…… (2018年4月1日 10時) (レス) id: 3614360162 (このIDを非表示/違反報告)
ゐち(プロフ) - 来夢*゚さん» 元シバ、ゐちです!フレ、フレ、ラムちゃーん!頑張れ頑張れおーーっ! (2018年4月1日 2時) (レス) id: 1c78cabc1b (このIDを非表示/違反報告)
来夢*゚(プロフ) - シバさん» シバさん毎度毎度コメントすっごく嬉しいですっ、ありがとうございますー!面白いだなんてそんなそんな…!笑 応援頂けたので全力で頑張りマッスル! (2018年3月31日 21時) (レス) id: 522dbc585e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:来夢*゚ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/
作成日時:2018年1月23日 17時