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69話 ページ21

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「も〜Aちゃん、また酔っ払ってー。最近ここに入り浸り過ぎじゃない?お仕事は?」


「別にいいじゃーん。ちゃあんとお仕事はしてますよーだ。」


「Aちゃんお酒弱いんだからそんなに飲んじゃダメ!はい没収!」





これ以上飲むのを防ぐためか、私のグラスを上に上げると溜息を吐き出すバーのオーナートド松さん。


今日2杯目になるウォッカにくらくらする視界。
嫌なことを忘れたかった私には丁度いい度数。




「ゆずちゃんはどうしたの?滅多に来ないでしょ。」


「うーん、ゆずねぇ、もういないー。」


「…え!?ゆずちゃんいないってどういうこと!?」


「言葉の通りだってぇ〜。ゆずはぁ〜いなくなったのぉ〜。お姉ちゃんが不甲斐ないからぁ、そうするしかなかったのぉ〜。」


「……じゃあゆずちゃんはどこかに逃がしたってこと?」


「…うーん、そーゆーことー。」





手にあったグラスを奪い取るとにっこり笑いながらウォッカをごくごく飲み干す。


ぷは、と勢いよく息を吐き出すとやれやれと肩をすくめるトド松さんの姿が目に入った。





「ほんと、はこんなことしたくなかったよ。」


「じゃあしなきゃ良かったのに。どうしてそんなことしたの?」


「だってそうするしか守る術がないから…トド松さん…私、悪いことしたかなぁ…?」


「……Aちゃんは悪いことしてないよ。…大丈夫、神様はちゃんと見てるから。」


「報われるのかなぁ…あのね、トド松さん。私ね…。」









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新門アカツキ(プロフ) - かっこよ...っ!もうムリ...辛い...。あんなカッコイイオーナー書ける(描ける)様になりたいよー(泣) (2018年6月13日 20時) (レス) id: d9194b6661 (このIDを非表示/違反報告)
大天使 - んんんんんんめっちゃ続き期待…!!!こんな面白い展開初めて…毎日確認しにここに来ますね(笑)更新楽しみにしてます!頑張ってください…!!! (2018年4月7日 23時) (レス) id: 1297ac7e3b (このIDを非表示/違反報告)
あるてぃめっつ(プロフ) - いいとこでお話が……!夢主ちゃんは散るには勿体ないのでカラ松さん早く助けて…!!更新楽しみにしてます!評価……評価が足りない…… (2018年4月1日 10時) (レス) id: 3614360162 (このIDを非表示/違反報告)
ゐち(プロフ) - 来夢*゚さん» 元シバ、ゐちです!フレ、フレ、ラムちゃーん!頑張れ頑張れおーーっ! (2018年4月1日 2時) (レス) id: 1c78cabc1b (このIDを非表示/違反報告)
来夢*゚(プロフ) - シバさん» シバさん毎度毎度コメントすっごく嬉しいですっ、ありがとうございますー!面白いだなんてそんなそんな…!笑 応援頂けたので全力で頑張りマッスル! (2018年3月31日 21時) (レス) id: 522dbc585e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:来夢*゚ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/  
作成日時:2018年1月23日 17時

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