ヤンデレクラッシャー少女 【おそ松さん】

あはーの裏に隠された言葉 ページ22

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｢だって、Aちゃん兄さん達と楽しそうにしてるし僕だって楽しいことしたかったんだもん。｣

｢幼稚園児か。｣



まるでお母さんを取られた長女のような言い回しすな。
なんかその偽りの純粋そうな目を見たらこっちが罪悪感に揉まれるから！



｢だから、2時間だけ！ね？いいでしょ？｣

｢その2時間があれば絶対赤点回避できるだけの勉強できる。

それと、さっきいい点数にするとか何とか言ってたけど多分赤点にして補習受けさせるのがあいつらの目的だから。｣

｢うん！知ってる！！｣

｢知ってるならなぜ言った。｣



本当に言葉通じてるんだろうか、いや意思疎通出来てる時点で通じてるってことはわかるんだけどなんか噛み合ってないよね会話が。




｢……うーん。離してくれたら考えないことも無いけど…ちょっと首が締まって痛いから早く…。｣

｢…え？痛いんすか？｣




その瞬間辺りが水を打ったように静まり返る。

いや辺りに誰もいないし私が黙れば必然的にそうはなるんですけどね。



｢………ちょ、ちょ、ちょ、痛い痛い痛い！！｣



痛いって知った瞬間首を更に締めるこの人の脳内が知りたい。




｢あはー、痛い？痛いんすか？そりゃ痛いよねぇ…！あは、あはは！苦しそうに顔を歪めるAちゃんもいいなぁ！！｣



……あれれ、この人もしかして苦痛に歪んだ顔が好きなタイプのヤンデレか？






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